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僕の母が田舎から東京へやってきた。息子達へ会いに来た。病気である父の現状を話に来たのだ。 リリーフランキーの「東京タワー」を読んだばかりの僕は親孝行モード全開だ。親孝行をたくさんしてあげたいし、優しい言葉も沢山かけてあげようと思っていた。 でも何故だろうか・・・本人を目の前にすると、照れくさくて言葉が出てこないのだ。表参道ヒルズに連れていってあげただけで嬉しそうにしているかわいい母に対して優しい言葉がでてこないのだ。僕はリリーさんのような天才ではないのでこの感じがうまく表現できない・・・・・・ 思う事がある。母は何故僕に「無償の愛」を惜しげもなくくれるのだろうか。愛に対する見返りなど一切求めていないのだ。 僕が恋人に対してしてあげる事だって結局はどこかで「僕をもっと好きになって欲しい」という見返りを求めている。でも母は僕が母の事を嫌いになろうが、疎遠になろが、うっとうしく思おうがきっと無償の愛を注いでくれる。これは女性の本能なのだろうか・・・・・・不思議にすら思う。誰かが言った印象深い言葉がある。 「母親は本能だが父親は制度である」 その通りかもしれない。なるほどね。我々男性が恋愛において女性に勝てないのもうなずける! こんな場所で話す事でもないが「親孝行」は照れくさくも美しい。親孝行できる両親をもつ自分は幸せだと思う。 年老いてもパワフルで優しい母親を見ていると、ちっぽけな事で悩んでいる自分が小さくみえてくる。もっとがんばって仕事をしよう!両親に恥じない人間になろうと思う。 母よりやさしい奥さんをもらって父より強い男になろうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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