カテゴリ:仕事
最近そんなことを考える機会が仕事でもプライベートでも増えてきた。日本語すると 【役に立つこと】【世話】【貢献】【尽力】 なんてとこだろうか。我々日本人はサービスの渦の中で生きているといっても過言ではない。 100円の雑貨を買っても50円はするであろう、かわいい紙袋に入れてくれたり、焼肉を食べれば無料でアイスクリームやガムをくれるし、ガソリンを入れれば窓をピカピカにしてくれる。 日本という国は間違えなく世界No1のサービス大国なのだ。誤解を招かないように言うとサービスクオリティーの平均値が世界ダントツNo1なのだ。 でも僕らはサービスの本質を見失ってはいないだろうか? あまりにも「タダ」で受けられるサービスが身の回りに多すぎてサービスの一つ一つに対する感動が薄くなっているのだ。 意識はしていないのだが「価格以上の何か」を求めるようになってしまっているから、期待値を大きく越えない限りは対して驚かないのだ! 全くもって個人的な見解だが、商品に付随してくる「サービスの質」というものは商品の価格に比例して高くなっていけばよいと思っている。分かり易く言うと 「ファミレスの店員にはわがままを言ってはいけないが、高級レストランの店員にはわがままを言え!」 という事なのだ。ここで言う「わがまま」とは、お客としての最低限のマナーを守った上での話なのだが、この感覚が逆転しているような気がしてならない。 僕自身、高級レストランなどにほんの時々行ってみると、どこか萎縮して言いたい事が言えないくせに、大衆居酒屋さんなどでは、ちょっと態度が大きかったりする。 価格とサービスのバランスをいつもちゃんと見極めて、自分が一番「心地のよいバランス」のお店を見つけようと思う。 僕も決して安くない「家具」をしている者として、価格、品質、サービスのバランスをもっと整えていかなくちゃね! 余談になるが僕が飲食店で働いていた時に 「どんなパスタ料理もつくれますのでお気軽にお申し付けください」 というサービスをイタリアン出身のシェフの考案でやっていた。カフェレストランなのに「ペスカトーレ」だの「ボンゴレビアンコ」だのイタメシ好きの人の要望に答えていくシェフの腕前は大したものだった。 だたし「ジャコと唐辛子とイクラのパスタ作ってくれ」などというイタリアン食材ではないパスタを要望された場合は丁重にお断りしていた。 しかしある日の深夜にあの「深田恭子ちゃん」がマネージャーと思われる女性と来店した時だけは違った。 僕がオーダーをとりに行くとマネージャーが 「恭子ちゃん、このお店どんなパスタもつくれるんだって!何にする?」 と聞かれると深キョンは「う~ん・・・」と言いながら考えはじめた。そして僕を見つめながら 「恭子ねぇ・・恭子ねぇ・・・ たらこスパゲティー!」 と言ったのだ。そんな食材もちろんないのだが、あまりに可愛らしい顔で言うもんだから、とっさに僕は 「ああ! 可愛い! 料理長! たらスパ いっちょう~~!」 と「すし屋」のごとく叫び、24時間オープンしているスーパーにたらこを買いに走ったのだった・・・・ まぁ・・・サービスも時に・・・性(サガ)なのですね・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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