カテゴリ:仕事
最近のCMで印象的だったのは、資生堂の企業CM「新しい私になって」というやつだ。 「本日私はフラれました。わかっていました無理めだと」 という、せつない歌詞をBGMに、フラれた直後であろう女性が鏡を見ながら泣いているあのCMだ。 タレ目でナチュラルな雰囲気のこの女性がいい。とてもいい。もう一度言う、とてもいい。マイコというモデルさんだそうだ。そしてCMの最後にさしかかると 「忘れます。忘れます。新しい私になって」 というこの曲のサビにあわせて、さっきまで泣いていた女性が、お化粧(化粧水?)してきれいになってニッコリと笑う。そして画面には 「一瞬も 一生も 美しく」 うーん。完璧だ。きっと女子のハートをガッチリキャッチしたんだろうね!これぞブランドイメージの構築だよ。資生堂は大企業でありながら 「我々はあなた方すべての女性の味方ですよ」 というメッセージをしっかりと植えつけている。こういう、媚びることなくお客様の位置に降りる姿勢というのが、大企業にとって大事なことなのだと思う。 でもなぜだか僕は「ある違和感」を覚えた。気になったなので資生堂のウェブサイトからもう一度「CMの映像」を見直してみた。 全部見直してみたら、初めてテレビでこのCMを見たときよりも「グッ」とこない。それはもう見飽きたからか?それとも僕が男だからか? いやいや違う。僕はわかってしまったのだ。 この違和感の原因はこのCMにでているタレ目の女性に原因があったのだ。隣の家まで聞こえる大きな声で言おう。 「あなたは本日フラれません!!!!!!」 そうです。この美女はフラれないのです。ブッちぎりでフラられません。あなたのようなナチュラルな美女は本当にモテるのです。佐田真由美のような尖がった美女は男も警戒するので、以外とモテないのものなのです。でもあなたは違うのです。お嫁さんにしたい顔ナンバーワンですよ。そしてなにより息が長い。モテ期が35歳ぐらいまで続くのです。 こういう顔の女性って、いわゆる「タイプの顔」を超越するオーラがあるのだ。性的なものを含まず、リアルにおしゃれな同棲生活をイメージしてしまうのだ。観賞用美人ではなく実用的美人なのだ。 仮にフラれたとしても、次の瞬間からあなたがシングルになることを待ち望んでいた男達で行列ができるから安心して欲しい。 会社の同僚や上司、通っている美容室のスタイリスト、女友達の男友達、男友達の男友達、男友達自身、近所のコンビ二の店員、コンパでメールを交換しただけの男、あなたの笑顔によって勘違いしたすべてのバカ男達。そしてこの僕も。 まさに「あなた争奪戦争」ていうか「タレ目戦争」が勃発することになるのですよ。だから万が一、百歩譲ってフラれたとしても、立ち直るの簡単なのです。それはお化粧だか化粧水だかをするのではありません。 フラれたことを公表すればよいのです。ただそれだけです。 危ない危ない。あやうく電通だか博報堂だかの悪い大人に騙されるところだった。オッチャンの目は節穴ではないよ。 「ナイスキャスティング!!」 と、まずはCM製作者に賛辞を送る。でも冷静に考えると感情移入できなくなってくるんだよね。まぁ僕は資生堂の消費者ターゲットから、生物学的にズレているので関係ないのだろうが・・・・ 女子の皆様!このCMの評判はどうなのですか?オッチャンに教えてください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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