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船長になるためには国家試験を受け、
海技免状というものを取っていなければなりません。 この試験は受ける前に指定病院で健康診断を受けなければなりません。 ここでの検査項目は通常の身体測定と同じで、 身長、体重、握力、視力、聴力、胸部レントゲン、肺活量、等です。 因みに船員には一年に一度健康診断を受けなければならないという法律があります。 とにかくまずは健康診断をクリアしないと試験すら受けられないのです。 ピーターパンに出てくるフック船長は現代に生まれずに幸運でした。 必死に勉強をし、自信がついたので試験を受けようと思えば、 健康診断で落とされる。そりゃぁグレて海賊にもなります。 さて話を本題に戻すと、健康診断をクリアすればやっと試験です。 科目は、航海、運用、法規、海事英語です。 一科目90分で2日間行われます。 もし、落ちても科目合格という制度があるので 次に受けるときは落ちた科目だけを受ければ良いのです。 さて無事試験に受かれば免状取得…というわけには行きません。 筆記試験がおわると、口述試験があります。 これは試験官の質問に口頭で答える試験です。 丸暗記しかしてないと、細かいところを突っ込まれて落とされます。 しかもこの試験には受験資格が必要で、 船に何年以上乗っていないとならないという決まりがあります。 そして口述試験をクリアすれば晴れて免状取得です。 これで明日から船長だ!というわけには行きません。 …携帯の押し過ぎで指が釣りそうなのでまた次回。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.27 12:07:55
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