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やすくんのエッセー

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yasu-kun2005

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今から会おうよ 東京りんごさん

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2006.10.03
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カテゴリ:マーケティング
伊藤園の「お~いお茶 濃い味」が売れたので
今シーズンは
キリンビバレッジが「キリン 濃い生茶」を
サントリーが「伊右衛門 濃いめ」を発売した。

伊藤園はが2003年の冬、
濃いめの味わいと天然カテキン400mg含有を訴求した
「お~いお茶 冬緑茶」という限定商品を発売したところ、
「渋みのある濃い味がおいしい」という意見が多数あり、
年間製品として発売したとのこと。
それまでは伊藤園でも
「渋みをやわらげた方が一般的な好みに合うのでは」
と考えていたようだ。

1985年に発売されたパイオニアである
伊藤園の「お~いお茶」に対して
キリンビバレッジは渋くない、苦くないをコンセプトに
2000年に「生茶」を開発してヒットさせたのだった。
それ以来、お茶は渋みをやわらげる方向性に向かう。

ところが2003年にヘルシア緑茶が発売され
カテキンが注目され、市場は濃い味に回帰したのである。

苦くないお茶をコンセプトに登場した「生茶」、
2004年にサントリーの得意とする
PRと容器で大ヒットした「伊右衛門」は
濃くないお茶である。

濃いお茶なら伊藤園の「お~いお茶 濃い味」となり
独占状態になってしまった。
濃いお茶は、既存の緑茶飲料よりも急須でいれるお茶に近く、
40代~50代の人が好む傾向があり
濃いお茶を飲む人は『お茶を飲むなら濃いお茶』と決め
濃いお茶ばかりを飲むようだ。
この年代は健康志向も高く、
緑茶を好んで飲み浮気をしない。
したがってロングセラーになりやすい。

「キリン 濃い生茶」「伊右衛門 濃いめ」は
「お~いお茶 濃い味」の牙城を切り崩せるだろうか。
おそらくむずかしいのではないかと私は思う。





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Last updated  2006.10.14 19:32:38
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