テーマ:パピーウォーカー日記(345)
カテゴリ:ジェフ日記
今年の8月、盲導犬候補犬だったジェフくんは 繁殖犬となり、我が家に戻ってきました。 パピーとしてお預かりしていた時とは違い 「この仔はどんな道に進むのかしら…」 「お別れはいつなのかしら…」という 緊張や不安がなくなり 女の子の繁殖犬のように 妊娠、出産、育児と言うような 大きな大きなお仕事もなく 毎日、当たり前に 幸せにジェフくんと一緒にいられることが とてもとてもありがたいことだと思っています。 ジェフが繁殖犬として戻ってきたときから ジェフと一緒に、何かお手伝いできることはないかしら…と ずっと考えていました。 そうして、10月にセラピー犬の試験を受けてみることにしました。 ジェフのパパ、龍君もセラピー犬として活躍しています。 他にも多くの現役の繁殖犬や、 キャリアチェンジになったわんこたちも 新しくセラピーの道で活動をしています。 先日、適性検査、犬体検査の合格のお知らせをいただき ジェフと一緒に、正式に セラピー犬としての活動ができるようになりました。 昨日は、ジェフにとって初めてのセラピー活動でした。 お仕事でやってきたわんこは 小型犬から大型犬まで12頭 ジェフくんは、わんこたちと遊びたくて大興奮 ミーティングの時に少し落ち着かせたものの いざ、お仕事の時間 わんこたちを待っていた高齢者の方のところに行っても 他のわんこたちのことが気になり おじいちゃん、おばあちゃんの方にはなかなか向いてくれない 触ってもらおうとすると 今度は足元にフセをしてしまう 車椅子からは、フセをしてしまうと手が届かない… ジェフくんはあさってのほうを向いているは yasuponままは会話に詰まってしまうは 初めての30分間は、それはそれは長い時間に感じられました。 思ったように動けなかった歯がゆさと 極度の緊張感と 他のボランティアさんの励ましの言葉と 色々な思いがいっぱいになって 反省会では思わず泣けてしまいました 年をとってくると、新しいことをはじめるのは なかなか勇気のいることで… でも、「一緒に頑張りましょうね」と励ましてくれる たくさんの先輩たちに出会えたことで また一つ、大きな一歩が踏み出せたような気がしました。 ジェフくんも、きっと今回 初めての経験でとても疲れたことと思います。 頑張ったね、ジェフくん。 ありがとう しわしわで、小さくなったおばあちゃんが 「私も、昔犬を飼っていてね 小さい犬だったんだけど 私が帰ってくると喜んで 肩のところまで飛び上がって出迎えてくれたんだよ」と ジェフを撫でながら、何度も何度も聞かせてくれました。 ジェフくん、 おばあちゃんは幸せな時間を一緒に過ごせたかな。 ジェフくんを撫でて そのかわいかったわんこのこと、思い出してくれたかな。 また、会いに行くからね。 おばあちゃん。 はじめてのおしごと posted by (C)yasupon お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|