|
カテゴリ:社会とのつながり
日本の中の民主主義への欲求が少ないのではないかという私の不安感が、少し払拭されてホッとしています。
現与党の数に任せて、少数意見は聞かないという強硬な態度や国会での議論通過せずに、勝手に外国と「自衛隊を多国籍軍に参加させる」と約束した首相の責任も問わない与党のやり方に、憤懣やるかたない気持ちを抱いていました。 そして、「それでも大多数の国民は、今の政府に従うべし、と考えて与党に投票するのだろうか。今のままでは、後出しじゃんけん方式で、『決めちゃったんだから/送っちゃったんだから/言っちゃったんだから、仕様が無いでしょう。』と、国民は首相が決めた事には従わざるを得なくなり、いつかは戦争にも参加する国になっていくのだろうか。」と不安を感じていました。 他の人々を動かす力の無い私ですが、せめて今まで「忙しい。どうせ変わらない。」となかなか選挙に行かなかった自分の娘だけは、これまでの風向きを変える為の自分の票の重みを感じて欲しいと「兎に角選挙に行こうよ。そして今の与党以外に入れて。」と説得しました。彼女も、「最近何か今の日本の風潮はおかしいよ。」と時々言っておりましたので、今までとは違った行動に出ました。 そして結果は、自民党の敗退!1週間ほど前から、その予想をするメディアもあったものの、それでもイザ蓋を開けてみると逆に引き締めた結果は大勝、なんて事が今までの例でしたので、「ま、少なくても現議席から一つ減らす位で済むのだろうな。」と思っていました。でも、2つ減らした上、民主党の方が議席数では上回った事は驚きでした。 やはり、「何でも勝手に決めて押し付けないで、もっと民主的にやるべきだ。」と感じた人が多かったのでしょうか。そして政権交代を出来る様になり、お互いに切磋琢磨して、本当に国民の立場に立って考え、その政策を実行出来る国になって欲しい、と思う人々が多くなったということなのでしょうか。 そうなって欲しいな、と思います。どんな政治家や党も、慢心して国民の気持ちや民主主義的やり方を忘れたら、国民から見放される事を、今回の選挙は示したのではないでしょうか。 与党の中にも、これまでもしっかり考えて来た少数派もいるのでしょう(以前は、小泉さんもそうだと思っていました)。でもその様な考えが表に出ないところが、最近の与党でした。今回の結果を基に、それが表に出せる様になれば、与党自身も変われて、また支持を得られるようになるでしょう。 一先ず、今回は民主主義の方向へ向いた風に乾杯! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月01日 13時58分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[社会とのつながり] カテゴリの最新記事
|