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発達と成長と幸せの心理学

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2004年11月17日
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前回の日記で、数日中に簡単に出来る動作法の絵をアップすると書きながら、随分日にちが経ってしまいました。忙しかった所為もありますが、うまく絵を描けない、というのもネックでした。

その後も未だ避難生活をしていらっしゃる方もあります。そしてだんだん心のケアが必要になってきた状況が、テレビなどで流れています。心と体の緊張はとてもつながっていて、心が緊張している方は、体も緊張している方が多いので、自分でその緊張を解したり弛ませたり出来たら、不必要なストレスも軽減できます。

そこで、心と体の緊張を解く為の簡単なリラクセイション法が書いてあるサイトをご紹介し様と思います。また、狭い場所でも出来る足や肩の緊張を弛ませる動作法を言葉で説明しようと思います。

先ず、子供でも出来る簡単なリラクセイション法「タッピング・タッチ」のご紹介です。二人組みになって行う方法と自分で出来る方法があります。三重県尾鷲高等学校のスクール・カウンセラー中川一郎さんの考案で、この方法を取り入れた学校では、子供達がとても穏やかになったと聞いています。触られるのが嫌いな人には余り効果が無いようですが、殆どの方が「気持ちよく」なります。私は、今属しているスクール・カウンセラーの方が多いストレス・マネイジメントの研究会でこの方法を知りました。では、そのサイトのご紹介です。

http://www.tappingtouch.org/jp/t_touch/index.html

簡単に出来る動作法
足首:二人でやる場合
  1.リラックスしたい人と援助する人に分かれます。リラックスしたい人は、足を真っ直ぐ伸ばして座ります。援助する人はその相手の足首の上側に自分の手の指2~3本を当てます。そして軽くそこを押しながら「ここに力を入れます(て下さい)。」等と声を掛けます。リラックスしたい人は、その声に応じながら足首を体側に向けて力を入れますと、その部分が盛り上がってくると思います。(援助者は、相手の足の裏にもう片方の手を当てて軽く押してあげても良いです。)盛り上がってきたら「そうーです。そうーです。」と優しく声を掛けて、力の入れ方それで良い事を示唆します。

  2.次に、「はい、今度はそこの緊張した力をゆっくりと抜きましょう。」と声を掛けながら、相手が力を抜くにしたがって盛り上がりが凹んできますので、「そうーです。そうーです。」と声を掛けて、力が抜けてきたことを示唆ながら、凹みに沿いながら軽く力を入れて押していきます。相手の力が少し抜けたところで「もっと抜けます。」と声を掛けると、更に緊張が取れますが、力が抜けきったところで、援助者の力もまた、「そうーです。そうーです。」と言いながらゆっくりと抜きます。この声掛けが心を弛ませるコツですので、必ず声を掛けてあげて下さいね。

片方を3回程度ずつ、両足首にこの動作法を行うと、段々慣れてきて足全体の力が抜け、とても気持ちよく感じるようになります。

   2.次に足首の下側アキレス腱を弛めます。上側と同じやり方をしますが、違うことの一つは、リラックスしたい人は、足の裏を床がわに向けて力を入れていくことです。
 もう一つは、片方の手で上の足首を抑えてブロックしてあげることです。リラックスしたい人が緊張を弛めて行くに従い、援助者が凹みを押す時に、足首が持ち上がらないようにするためです。

一人でやる場合:援助者が無い場合は、援助者がいることをイメージしながら、自分で声掛けをしながら、同じように力を入れたり、抜いたりしてください。

これだけでも、時間があるたびにやれば、血栓が出来るのを防げると思います。

肩:二人でやる場合
  1.リラックスしたい人は、背筋を伸ばして座って下さい。あぐらを掛ける場所があれば、あぐら座位が一番良いですが、無ければ椅子に座ったり、立ったりしても良いです。

  2.援助者は、後ろに立って、両肩に掌を置いて下さい。(この掌は置くだけで良い方法や力を入れる方法などがありますが、ここではおくだけが一番簡単なので、その方法を書きます。)そして「この肩を両耳の所まで届く積りで上げて下さい。」と声を掛けます。ある程度相手の肩が上がったら、、「そうーです。そうーです。」と声を掛け、更に「もっと上がりますか?」と聞きます。殆どの人が、もう少し上がります。そこで「お、上がりましたね。」と声を掛けます。

  3.次に援助者が、「はい、今度は肩の力を抜きます。ゆっくりと力を抜きながら、緊張を解いていきましょう。」と声を掛け、相手が力を抜くに従って、「そうーです。そうーです。」と声を掛けながら掌もついていきます。このとき軽く力を入れても良いです。そして相手の肩が降りたところで「もっと抜きます。」と声を掛け、更に肩が降りたら「そうーです。そうーです。」と言いつつ、自分の掌の力を抜きながら、じわーっと掌を離していきます。

これも3回程度やると、肩が軽くなった気がすると思います。慣れるほど、二人とも上手になるでしょう。

足首の場合も肩の場合も、終わったら「どんな感じですか?」と聴いて、その感じを共有してみて下さい。二人のコミュニケイションも良くなりますよ。

以上、中越地震の被災者の方、或いは普段ストレスの多い方にお勧めの簡単な動作法のやり方でした。本当は、動作法の理論やもっと色々なやり方があるのですが、取り敢えずは、今すぐ出来る方法だけを載せました。お役に立てたら幸いです。





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最終更新日  2005年12月01日 13時42分01秒
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