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2007年06月07日
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※2回連続野球ネタで恐縮です。

巨人戦の視聴率が落ち、地上波の
テレビではプロ野球が中継されない日も結構ありますね。

まあ、観たい人はCS放送などで
有料でも観ようと思えば見られるわけだから、
こういうシステムの方がいいような気がします。

今年からセントラルリーグも
3位以内に入れば日本シリーズ出場権をかけての
プレーオフに参加できるシステムになりました。

2位3位争いにも興味が湧く形になって、
最後まで面白く見られるかもしれない。

私はプレーオフ導入には基本的に賛成。
ずいぶん前に、この日記でも提唱した覚えがあるから、
現実的になって嬉しいです。

ただ、3位まで…というのは何だか変だけどね。
長いペナントレースを戦って、
優勝したチームが場合によっては日本シリーズに出られず、
下手をすれば勝率5割に届かないチームが最後の最後でうまく連勝して、
日本一になるということになりかねないのだから。

まあ、プロ野球ファンとしては
真剣勝負のいい試合を1試合でも多く
見せてもらえればそれが一番満足なので、
どんな形にせよ、選手が一生懸命プレーしてくれれば
それでいいんだけど。

しかし、パ・リーグというのは
巨人がいない分、人気では
どうしても引けを取るけれど、
実力ではセ・リーグより強いのでしょうかね?
最近の交流戦の成績を見ると、
そう、いわざるをえない気がします。


イチロー・野茂・長谷川・田口・城島・井口・大塚・・・
メジャーに行って、ある程度の活躍をしている選手も
パリーグ出身者が多いものなぁ。

日本シリーズも、ここのところ
パリーグ優勝チームが勝っているしね。

福岡・東北・北海道と、日本全国にチームが散らばり、
それぞれ地域密着型でプロ野球を盛り上げようとしている
企業姿勢が見て取れるのも、
いいですよね。

☆★☆★☆

プロ野球ファンの間に長く語り継がれる試合というのは数々あるのだけど、
私が個人的に、もの凄く感動したのは
1988年10月19日
ロッテVS近鉄のWヘッダー。


この年、パリーグでは西武が独走していたのだけど、
それを10月に入ってから近鉄がものすごい勢いで追い上げて、
このWヘッダーに
連勝すれば逆転優勝が決まるという、
運命の一戦だったわけです。

試合の詳細は
この辺りを参考にしてもらえれば判るのだけど、
この試合は本当にプロ野球選手の凄さと、
野球というスポーツの奥深さと面白さが
凝縮された試合
でした。

この時、私は、大阪に出張に行っていたおかげで、
ABC(朝日放送)が中継していた
このゲームを2試合ともテレビで見られたんですね。

東京にいたら、観られなかった。

パリーグの人気は当時、少しは上がってきていたとはいえ、
近鉄と、
その年最下位のロッテとの試合など、
いかに優勝がかかっているといえ、
テレビ中継される可能性は殆どなかった。

事実、関東地方では当初、中継の予定はなかったのです。
だけど、あまりの熱戦の為
急遽、放映権を持つテレビ朝日が
「さすらい刑事」をすっとばして
このゲームを中継したほどでした。

試合は第1戦、第2戦とも、もの凄い接戦になって、
どんな脚本家でも書けないような、
本当に筋書きのないドラマと化したんだけど、
結局、最終戦に当たる
第2戦目は延長10回引き分けで終わり、
近鉄は、あと一歩で優勝できなかったんです。

この年、最下位だったロッテも
目の前での胴上げだけは
何としても阻止したかったのでしょう。

で、この試合は当時のロッテの本拠地、川崎球場で行われていたので、
10回の表に近鉄が勝ち越し点を獲れなくて、
優勝の目がなくなった後も、10回の裏の守りにつかなきゃ
ならないわけです。

この光景がなんとも残酷でね。
もう、近鉄の選手は守備なんかつく気力はないだろうと思われるのに、
ともかく守っている。
優勝は逃したけれど、サヨナラ負けだけはしたくないという、
勝負の世界に生きる人たちの本能的な闘争心だけで
守りについていたわけです。

本当に感動的な試合で、このあと
ナンバーから「最終戦」という、
このWヘッダーのビデオが出たんだけど、
思わず、買っちゃいました。

何度観ても、泣けちゃうんだよね。

特に第1戦。
同点で迎えた9回の表、
近鉄、最後の攻撃。
2死ランナー2塁で、
代打梨田が初球をセンター前に
ヒットして、勝ち越しランナーの
鈴木貴久が、鈍足なのにも関わらず、
間一髪でキャッチャーのタッチをかわして、勝ち越しホームイン。
飛び出してきた中西コーチと男同士で
ガッチリ抱き合ったまま倒れこみ
映画のラブシーンのようにグランドの上を転げ回って
喜んでいた姿が印象的です。

この年、近鉄は仰木監督になって
1年目。
独特の人心掌握術でチームをまとめ
「仰木マジック」という流行語を産み、
優秀な指導者として、その後近鉄・オリックスを率いた名将は
最初の年からプロ野球を大いに盛り上げる戦い方をしてくれたわけです。

この試合に出場した選手で、未だ
現役なのは、オリックスの
吉井投手ぐらいかな?

仰木監督は去年、亡くなってしまったし、
第1戦で勝ち越しホームを踏んだ鈴木貴久氏も、
40歳という若さで急逝されてしまいました。

第1戦の先発だったロッテの
小川博投手は、現役引退後
借金に苦しみ、
数年前、強盗殺人で捕まって、
確か無期懲役になっています。

こんな歴史に残る素晴らしい試合に関わったというのに、
引退後の人生を狂わせてしまった事がとても残念でした。

☆★☆★☆

この壮絶なロッテVS近鉄の戦いを
出張先のホテルのテレビで観戦し終わったとき、
時計は既に夜の
11時を過ぎていました。

私は特に近鉄ファンでもなかったのですが、
この頃は西武が黄金時代で、
できれば、近鉄に逆転優勝をして欲しかったので、
何ともいえない
興奮と感動と、悔しさを感じながら、
大阪の街を歩いた事を覚えています。

近鉄が優勝できなかったんで、
さぞかし街は荒れているんじゃないかと思ったのですが、
意外なほどに
普段のままのようでした。

これが、阪神だったら、
凄い事になっていたのかもしれませんが(笑)

まあ、試合は川崎で行われたのだし
大阪方面の近鉄ファンの人たちは
テレビの前できっと、精も根使い果たして、
外に出て酒飲んで荒れる元気なんか
なかったんじゃないかと思います。
本当に、壮絶な試合でしたから。

適当に入った飲み屋でビールを飲み、
軽く食事をして、ホテルに帰る途中、
阪急百貨店の前で
「ボケーッ!」「ドアホーッ!」
大声で怒鳴っているおっさんがいました。

ワンカップ大関を片手に持った
典型的な酔っ払いの
あぶないおっさんです。

一瞬「近鉄ファンのおっさんかな?」
と、思ったのですが、良く聴いてみると
「このやろー!身売りしやがって!」
と叫んでいました。

そう、この日は丁度、近鉄と同じ、パリーグに所属している阪急が
オリックスに身売りを発表した日でもあったのでした。

この年を最後に
阪急ブレーブスは
オリックス・ブルーウェーブとなりました。
現在は、近鉄と合併して
オリックス・バッファローズ。
そして、南海ホークスも、この年に
ダイエーに身売りをし、今は
ソフトバンクホークスになりました。


「阪急のバカヤロー!ブレーブスを売りやがってよぉ~!」

おっさんは、阪急百貨店の閉まったシャッターを、
ガンガン蹴りながら
叫んでいました。
そして、おもむろにシャッターに向かって
立小便を始めました。

☆★☆★☆

今思えば1988年というのは、
昭和の最後のプロ野球だったわけです。

それと同時にプロ野球界が大きく変り始めた
年だったようにも思います。

東京ドームという屋根つき球場が
出来たのが、この年。

日本ハムの西崎。
近鉄の阿波野をはじめとした
若くて、細身で、イケメンの投手が台頭し
それまでのごつくて無骨な
野球選手のイメージを
一新したのもこの頃です。

後にメジャーに進出する、野茂英雄投手が
近鉄に入団したのは、この翌年でした。


時代はバブル絶頂期。

選手達の年俸も高騰し
億を稼ぐ野球選手も増えはじめました。

テレビもプロ野球選手をタレント扱いし
バラエティ番組に進出する選手も多くなり
昔はスッチーと結婚する率が高かった
野球選手が女子アナと結婚をするようになりました。

やがて、一流選手がメジャーに行くようになり、
巨人が弱くなった事もあいまって、
野球中継の視聴率が落ち始め
野球人気に陰りが出始めたわけです。

でも、30年来のプロ野球ファンとして
言わせてもらえばね、
好きなチームが弱くなったから見ない
なんていう人たちは、
別に見なくても良いと思うわけです。

確かにプロ野球はファンの事を
第一に考えない横暴さがあった為に、
野球離れを起こさせた。
その部分は充分反省し
集客力UPの
手立てを考える必要があります。

でも、一番大切なのは
この、10・19のロッテVS近鉄戦のような
全力を尽くした戦いを
一試合でも多く提供する事。

それがね
プロ野球再生の
一番の近道なんじゃないかと
思うわけです。


この10・19の第2試合。
同点で迎えた9回の表
近鉄の攻撃は2死ランナー二塁で
3番バッターの新井でした。

この新井が、三塁線に完璧な2ベース性の
当たりを飛ばしたんです。
誰もが、抜けた! 近鉄の勝ち越しだ!
と、瞬間的に思いました。

しかし、この打球を、ロッテの三塁手
水上が、横っ飛びで抑えて、すぐさま
一塁に送球。
超ファインプレーでアウトにしたんです。

この、土壇場で、こんな凄いプレーが出来るなんて…。

この時の実況のアナウンスが
忘れられません。

「水上、止めたぁ! 一塁へ! アウトォーー!
 THIS IS プロ野球!!」











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最終更新日  2007年06月08日 15時04分31秒
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