|
カテゴリ:event
今日は朝から製作中の映画のセットを見学に行き、その後映画フェスティバルの会場などロケハンに・・・。
しかし、映画のセットは見事なまでに脚本どおり(当たり前ですね)に作られており、そろそろ最終段階で美術さんが家の風合いを出していましたが、またこれもお見事(笑)。 脚本を読破していたので、面白いように頭の中に情景が浮かび、まだクランクインもしていないのにワクワクしてしまいました~。 昨日来た母は、今僕の祖母(子供達にすれば曾おばあちゃん)を面倒見ている為、あまり家を空けられず今日帰ることに。 子供達は「もっとばーばといたい!」と言う事で揃って学校はずる休み(笑)。夕方駅に送りに行くまでべったり遊んでいました。 昔、小学校の頃良く母親はキャッチボールの相手をしてくれ、それを息子に言ったら「僕もやりた~い」と言う事で、30数年振りと言いながら息子(孫)とキャッチボールをしていました。これが○○歳とは思えない身のこなし(笑)で、息子は感動してました~。 そして駅に送って行き、ホームが見えるところで電車がくるまでサンルーフから顔を出し手を振り続ける息子と次女。(長女は昨夜遅くまでばーばと遊んでいた為、眠さの限界で暴睡状態) 母も電車に乗っても、見えなくなるまで手を振り続けて・・・なんか一瞬切ない想いに苛まれました。 その帰り、息子がどうしても役場につながれている犬を見に行きたいと。 多分野良犬が捕獲され、飼い主が見つかるまである一定期間預かっているんでしょうけど、そこで期限が来ればどうなる運命かを察している息子は、どうしてもその犬を助けたいと・・・。 要するに「飼って欲しい」と言う訳です。 我が家には畑に捨てられていた雑種(子供は柴とラブラドールの雑種と信じてる)が一匹、猫は昨年他界してしまったが、山羊が六匹いるので、飼うにはかなりの勇気と決断が。 しかし、この子供心(優しさ)に答えたいと言う想いがず~っと頭から離れず、覚悟を決めて役場に行くことに。 ところが、今朝息子とゴミを出しに行った時はつながれていた犬がいない・・・。 今日はゴミ収集日だったので、「まさか・・・」と思っていると、職員の方が居たので、取り合えず息子に聞えないところまで行き、犬の事を聞いてみると「あっ、今朝ゴミを出しに来た人が飼いたいと言って連れて行きました」と。 覚悟を決めていた僕は、明らかに肩透かしを食らう。 息子もさぞ残念がるだろうと想い話してみると、意外にあっけらかんとしていた。 そう、彼は犬が良い人の手に渡ればそれでいい訳だ。 保健所行きを回避出来るのなら、それで良かったのだ。 半分「ホッ」とした帰り道、息子が唐突に口を開いた。 「ぱぱ、ありがとう・・・。」 なんでお礼を言われたか、理解できない。 「えっ、何で?」 「いや、犬を助けようとしてくれたから・・・。」 「・・・・・・・。」 この後ハンドルを握る僕は声にならなかった。 ただただ素晴らしい息子に出逢えた事に感謝するだけで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[event] カテゴリの最新記事
|