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カテゴリ:diary
久しぶりに気分が下がってしまい、いくらクリーニングしても
気持ちがすっきりしなかったので、無意識に車を走らせてみた。 誰かと話をしたいような、話したくないような・・・。 鹿の良く出るスポットに車を止め、外に出て真っ暗な草原を 眺めていると、いきなりすぐ近くで鹿の鳴き声。 あまりにも大きい声だったので正直びっくりし、恐怖すら感じたけど 時折通り過ぎる車のライトで、そんなに近くではなかったことが。 鹿は威嚇しているのか危険を仲間に伝えているのかはわからないけど 数秒おきに大きな声を出す。 僕も指笛を鳴らして会話(?)を試みる。 真っ暗闇の森からは、まったく僕の指笛とは無関係に泣き声がする。 時折小鹿が泣いているような、甘ったれている感じの泣き声もする。 警戒しているのか、会話をしてくれているのかまったくわからない。 ただ言える事は、月明かりも星も出ていない真っ暗な草原の向こうと こっちで、相手の姿を鮮明に見つめているのは僕ではなく鹿だ。 真っ暗闇では何も見えない人間に対し、例え恐れているとしても 鹿たちは僕の姿をはっきり見ているに違いない。 どっちが偉いのでもなく、そこには受け入れがたい2種類の生き物が いたと言う事。 そんな事で時間をつぶしているうちに、気持ちは少し良くなっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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