不都合な真実
今日は予定どおり打合せで東京へ。どうしても観たい映画があったので3時間早めの電車に乗った。その映画は山梨では上映されてなく、東京でも限られた所だけだったので、青山に一番近い六本木ヒルズのTOHOへ行くことにした。話題性もあるし・・・。この映画、皆さんはご覧になりましたでしょうか?アル・ゴア元米副大統領が「地球温暖化」を危惧した取り組みが映画化されたものです。これは見ていない人がいらっしゃいましたら是非お勧めしたい映画ですので、あえてコメントは控えたいと思います。因みに六本木ヒルズでは¥500(通常¥1,800)で鑑賞できる日もあるみたいですよ。・・・出発前、六本木は地図(2次元的)で見ると非常に近く感じた。新宿から大江戸線に乗り換えて3駅、しかも3番出口からはヒルズまでもすぐ。田舎は交通網が発達していない分、ほとんど自家用車でドア・トゥー・ドアなので意外と歩くことが少ない。でも東京は交通網が発達している分、逆に結構歩く。なのでどうしても地図で確認したくなってしまう。しか~し!私は地下鉄をあまく見ていた。六本木駅に着いた時のこと、上りのエスカレーターが目に入ったので迷わず乗った。一応ちゃんと左側に乗り(これくらいは知ってるんです。笑)急ぎ足で右側を上る人を眺めつつ、「忙しそうだな~」等とよけいな事を考え、眺めているうちにエスカレーターが到着。「さあ改札を・・・」と思っていると、そこにまたエスカレーターがあるではないか。しかも今度は2方向から来た人でごった返している。その横には階段。誰も階段は上ろうとせず、ひたすら順番を待っている。階段の先をみてみれば、それほどの距離でもない。誰も上っていない階段を昇るのってなぜか勇気がいる。・・・が、勇気を出し(どんな勇気じゃ)昇る事に。すると右側にエスカレーターで上る人たちが並走している。エスカレーターの人達は、そんな事は思わないだろうが、なぜか階段側の僕はこんな時に限って負けず嫌いの習性が顔を出してくる。そう、エスカレーターで上っている人より先に上がりたい・・・。で、運動不足の体にに鞭を打ち上った時、そこで目に入ってきた光景に愕然とする。なぬ~、更に長いエスカレーターがあるではないか!しかも左側には階段がちゃんと用意されている。「ん~、ここまで来て今更エスカレーターに乗るなんて。」などと勝手に自問自答し、昇る決断を。さすがに中ほどに達した頃、足の筋肉から乳酸が滲み出る様子がわかった。元々体育会系の僕には懐かしい感覚でもある。しかし今はその頃の物とはあきらかに違う。う~「いったい大江戸線って地下何mにあるんだ!」と心の中で叫びながら、それでも何とか昇りきった。今思えば新宿で甲州街道から大江戸線の構内に下りる時、かなり下がっていることを感じ取るべきだった。これは僕個人に今日起きた不都合な真実だ。