野生動物の保護
今日、友人でお客様でもあるO氏から電話が入った。「ねえ、デッキを片付けていたら、ネズミかリスの子供みたいな動物が枯葉みたいので巣を作ってうずくまってるんだけど、どうすれば良い?」と。彼の別荘のデッキ改修工事を頼まれていて、「デッキの上を片付けておいて」とお願いしていたので、片付けていたらの出来事だったらしい。様子を聞いて、ピンと来た。「それは多分天然記念物に指定されている”やまね”だよ。」「えっ?じゃあどうしたらいいかな・・・?」「お昼過ぎに行くからそっとしておいて。」と、電話を切った後、野生動物(本職は野鳥だけど)に詳しい朝プロジェクトのマイスターでバードウォッチングのガイドをやっているS氏に電話をし、二人で向った。そこにはこんなに可愛い”やまね”との対面が待っていました~。ちょっと(いや、かなり)怯えた様子のやまね。みればみるほどかわいい・・・。「やまね豆知識」・哺乳類で本州、四国、九州のみに分布。・一属一種の日本固有種。・体長は大人で8cm位。・夜行性で冬眠をする。・国の天然記念物指定。・環境庁のレッドリスト?「希少種」指定。「雑学」・八ヶ岳では道路工事の際、やまねの生息する森を道路が分断してしまうため、森と森をつなぐ「やまねブリッジ」と言う小動物専用の橋があり、各国の研究者が訪れる場所がある。もっとも道路で森を分断した事が野生動物にとっては人間の「悪」であり、人間からはそのブリッジが動物達への「善」と捉われている、ちょっとおかしな話でもあるけど・・・。その後、そのやまねは裏の森に巣箱を用意してお引越しをしてもらう事に。真剣なまなざしで、巣箱を用意する二人・・・。夜になって活動して、もし気に入ってくれればこの巣箱に戻って来てくれるだろう・・・何れにしろ「元気でね!」とお別れである。山に入った僕達に、山のご褒美がもたらされた・・・。この地域では「じこぼう」と呼ばれる、美味しい秋の味覚。味噌汁やほうとうなど、味噌料理に良く合うんですよ~。ふと気が付けば、この写真の場所は標高1300m程。紅葉が始まっています!ふーさん如何ですか~?。そして、最近ちょっと病に苦しんでいる友人へ、朝陽をプレゼント。一緒に見に行く約束したけど、体長が悪くて来れなかったから、写真を撮っておいたよ!撮影日から少し日にちが経ったけど、直後じゃ見るの嫌かな?と想って今になりました~。秩父連邦よりいずる。その光は高い山の頂上(八ヶ岳の赤岳)を赤く染め、やがて僕のいる場所へと降りてきた。「暖かい・・・」そう想った。ついでと言ってはなんですけど・・・伊豆の海の朝陽です。