テーマ:歌の楽しみ(251)
カテゴリ:音楽
以前女声コーラスでご指導を受けたN先生。今は老人施設に入っていられます。その施設で歌う会をやりたいとT混声コーラスOBのTさん。アコの伴奏で司会も自分でやるから歌の方を手伝ってくれないかと言われた友人のHさんから私も一緒に歌わないかと誘われました。N先生にもお会いしたいし、ではやりましょうと引き受けました。Hさんとは女声コーラス時代からの友人で、今もT混声コーラスで一緒に歌っています。 施設は調布の2つ手前、国領から歩いて行けます。私のところからは都営新宿線で1本。急行で行ってつつじヶ丘で普通に乗り換え、2つ目で便利です。でも遠いことは遠い、距離はあります。 Hさんも同じ都営に途中から乗ってくるので国領で待ち合わせました。 国領ではみんな一緒になりました。Tさん、Tさんの奥さん、Tさんの友人。 これだけ大勢いれば心強いです。 去年出来たばかりのとても明るい綺麗な施設です。先にN先生にご挨拶。それからホールへ向かいました。N先生も「嬉しいわ。みなさんにあえて」と本当に嬉しそうでした。 5階のホールは南向きの明るい50人は入れるホールでした。2時になるとほとんどの方が車椅子で、ホールに集まりました。でもなかには杖をついたり、いえ、杖もなしで歩いていらっしゃる方も何人かいらっしゃいました。概ね、みなさん思ったよりもお元気な方ばかりでした。30人ほど集まったでしょうか。 Tさんのアコの伴奏で、後から見えたIさんが前で指揮をしながら歌の指導。私たちはお年寄りの間に入って歌いました。 「もみじ」に始まり、「鐘の鳴る丘」「青い山脈」「月の砂漠」「長崎の鐘」などなど、懐かしのメロデイーをずらーっと。休憩を挟んで、1時間10分くらい。 歌詞を書いた紙を3枚配りましたが、時々、どこを歌っているかわからなくなる人もいるので、一緒に指を指して歌ったり。そのたび笑顔が帰ってきました。みなさん大きな声で歌っていらっしゃいました。 1時間も持つかしらと心配しましたが、みなさん喜んでいらして、終わりますと言ってもなかなかホールを離れようとしませんでした。 こういう楽しみをどのくらい持っているのかわかりませんが、歌を歌って皆さん楽しんでいられるのを見て、こちらも幸せを感じました。 歌は郷愁も誘いますが、若い日を思い出して少しでも元気になられたら、私たちも行った甲斐もあるというものです。 最後にN先生に「今日はお話があまり出来なかったけれど、また来ますからね」とご挨拶し、施設のスタッフのみなさんに感謝して、お別れしました。
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