テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:【読んでよ聞いてよ】絵本・読み聞かせ
小学校での読み聞かせの時間もこれが最後となる そんなことを意識しちまうと・・・ 本が選べなくなっちまう たった一冊の本・・・ あれも読みたい、これも読みたい・・・ いや、これでは甘い・・・これもなぁ・・・ そんなこんなで、何にも決まらず・・・1週間はあっという間に過ぎ・・・ 昨日は二件ともちょいとへヴィな婚礼で ヘロヘトズルボロで深夜の帰宅だったもんだから・・・ 絵本をひっくり返す気力すらなく・・・ バタンキューとコタツ寝だぁ!!! ご飯の炊ける匂いで目が覚めて・・・ どやどや出かける家族を見送り・・・ どうにかこうにか寝癖だけは整えて・・・ ぼーっとした頭で歯磨きしてたらひらめいた! もう、今日のタイトルでバレそうやね そう、またしてもライブ語りですねん だが、今日は6年生だ 4月からは中学生になる子達だ いろんな出逢いを目前にしてる6年生に なんとなく、語ってみたくなり・・・ 【鳩は利口です】 をこれまたいきなり語りだしたのであった 作品紹介はこちらをどんぞ! 冒頭の異様な人物の描写で、既に食いつく6年生 おそらく、読み聞かせのノリからいったら 怖いお話か、不思議な物語くらいに構えておるやろなぁ・・・ 子供の声がしたってところで 怖い話だったら、この子供がどうにかされそうで・・・ 不思議な話だったら、冒険が始まるか・・・ 子供達の期待が膨らむところで その親子がお弁当を探していると来て ちょっと拍子抜けのようだ(笑) で、ベンチを譲り、異様な人物の横に座った途端・・・ その異様な人物が話し始めた 『終戦後・・・イルクーツクの収容所で共産主義の洗脳を・・・』 共産主義、イルクーツク・・・ 口々に唱える声がぽっつら小声で聞こえてきた 目の前で『審査員役だよー!』と吾の読み聞かせを 聞こうと陣取った女子は 袖の中に手を引っ込めて、その袖を顔に持っていき 顔を覆い隠して下を向いたっけ・・・ 『鳩は人間より利口です』 最後のこの一言は自分に言い含めるように 聞き手にそっと届けたつもりやが・・・ ん・・・どうだったろうね・・・ お話の世界に入り込めなかった子は、確かに数人いたが それでも、ジーっと今聞いたお話を 自分の中で反復してるような顔つきの子がいたのも事実 そのまま、目を瞑らせ無言の時を提供したいところだが・・・ 時間の制約もあるんでな・・・ 『人は見かけに寄らないことがある 話してみて、付き合ってみなければ その人の本当の良さは、わからないものかもね・・・』 このお話を一先ず断ち切るために、一言残し・・・ 続いて最後の絵本を読む 既に5年生で一足先に読んだ本 【せかいのはてってどこですか?】 · 絵 ロジャー・デュボアザン · 作 アルビン・トゥレッセルト · 訳 三木卓 詳しくはこちらで 色々読みたい本はあったが・・・ 今の吾が読むのなら、やっぱりこれかなぁって思い・・・ 新しい生活に飛び込んでいく6年生に 吾からの最後のエールでしたん! 最後は、『ありがとうございました』と送られて 教室を後にした 心の中では『卒業おめでとう』と残し・・・ 数年後のこの子達に、いつかまたお目にかかりたいものだ 【画:とはずおかかえアーティストmac玉】 完:2006.02.27 17:19:28 【2005年の今日】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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