テーマ:お葬式あれこれ(41)
カテゴリ:お葬式
ええお式でしたん 喪主をはじめとし、ご家族のやさしさ、思いやり溢れる ええお式だったぁ・・・ こんな風に送りたい、送られたいなぁ・・・ 故人は92歳のおばあちゃま 喪主は、義長男 喪主の奥様(故人の長女)は昨年の1/5に他界 リピーターでありましたん 喪主様にとっては、奥様の1周忌を迎え 言い知れぬカナシミ・寂しさに包まれる時期だろうにのう・・・ 奥様亡き後も、義母と同居され看取った喪主である それもこれも奥様への供養と、自ら課した思いなのかのう・・・ 穏かでやさしい眼差しの喪主様であった その孫(故人の曾孫)もまた、なんてええ子なんじゃろう・・・ 2歳と小3にしては、実にお行儀よく 心、一身に傾けてる様・・・ええ子でしたん 曾孫様から、故人へとお別れの言葉も述べられましたん 粛々と、ごくごく近しい者だけの参列 身内13名・近所のご夫妻1組、計15名の見守る中 きーんと、張り詰めた寒中に ひとつの命が、今生の卒業式を迎えましたん そのひとときに立ち合った吾もまた やさしい気持ちに包まれましたん この気持ち、忘れないように・・・ 生まれたナレーション原稿を、記しておきませう 今、皆様が見つめるまなざしの先・・・祭壇中央では そっと微笑む、K子様のお姿・・・ 向き合う皆様の胸の内にも、K子様と触れ合った語らいの日々が よみがえることでしょう 昨晩から、そうして今朝方にかけて それぞれの思いでK子様とご対面なさってくださった皆様・・・ 「きれいね~」「いいお顔だわ~」 「曾おばあちゃん、おはよう♪」「ねんね~♪」 「今までありがとうね、ゆっくりね」「おつかれさん」 かけられた言の葉、ひとひらひとひらは やさしさにあふれたものでした そのやさしさは、あなたがご生涯をかけてお示し頂き 与えてくださったものなのでしょう 編み物が得意でいらしたK子様 曾孫様らには、慈母のぬくもりこめられた編みぐるみも プレゼントなされたとか・・・ 手にした曾孫様には、そのぬくもりが これからの行末に、大切な礎となることでしょう 焼香台には「大好きだよ」と記された折り紙細工が・・・ 通夜の合間に、曾孫様がこしらえたものでした 曾孫様の真心は、お浄土へのお土産だから 大事に捧げて頂けますように・・・ ここで、K子様が慈しみ見守ってくださった曾孫様から 送る言葉です・・・ 優しい気持ちに触れるとき この仕事やっててよかったなぁ・・・って 吾もまた、救われまする 【画:宇田川民生氏】 過去の葬儀日誌はカテゴリ【お葬式】からどんぞ~ 2007年の1月15日は『 成人式 』 (語り26) 音声ブログ【弥々*語りBar】では、語り日記公開中! 別館gooブログ編【とばす語り】は弥々家の日記公開中! どんぞお気軽に、お立ち寄り下せーまし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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