ブライダル日誌vol.13【職人になれないとき】
これまた、すっかりご無沙汰のブライダル日誌10ヶ月ぶり の更新となりまするなんだか・・・ここのところ・・・大いに疑問を感じつつ事ありき・・・美しくない国の現状が、こんなところからも感じてならんのよねぇ・・・吾が、悲観的過ぎるのか・・・古すぎるのか・・・人生、楽しけりゃ、それでええのか・・・なんだか、世の中わからなくなっちまった職人学に触れてからプロと職人の違いってなんだろう?と考えあぐねているうちにどうしても書き記し、問いかけたいことが浮かびまして・・・決して非難するつもりでしたためるわけではないと最初に明言しておきまっすある婚礼打合せで感じた事なんやが・・・お色直し2回の婚礼である色打掛で披露式、乾杯後のお色直しでウエディングドレス入場その後、カクテルドレスでキャンドルサービス入場ってのはまぁ定番であるから良しとしても・・・ (個人的には、お色直し1回奨励派である)なんと、この新婦送賓後に列席者参加によるライスシャワーを希望されてるんやが・・・その際に、もう一着カクテルドレスを着たいとな!はぁ??? この上、まだ人様の時間を頂く気かいな??大体、ゲストからは、披露宴に列席するだけでご祝儀に貴重なお時間を頂いておるというのに・・・送賓後は、お急ぎ帰路に着きたい人だっておるのに・・・ゲストをガーデンに引き止めてライスシャワーに参加いただくことだけでもかなり自己中な要望なのに・・・ゲストをガーデンにお待たせしておいても新婦は着替えてライスシャワーを受けたいとな (*_*)ピヨピヨこれまでにも、同様のケースはありましたんその度に、厭きれかえりながらも新郎新婦の望む披露宴を形にしてあげることが、吾の使命と思いプロ意識に徹して、ゲストが気分を損ねないようにとその場を、お祭りトークで囃し立てながら繋いでおったが・・・今回は、素直に望みを受入れられなかった新郎は建築業を営む○○家の跡取り息子新婦のわがままとも取れるような望みを、全て受止めておったが・・・その新郎が『ライスシャワーのお色直しだけは、迷惑だから辞めてくれ!』と、はっきり断言なすったのさねかっちょええじょー!!! そのとおりだぁ!!!で、吾はぁ・・・二人のやり取りを黙って聞いておったがこの新郎の言葉を受けプロである前に、職人でありたいと思い・・・そう、人でありたい、人の親として・・・新婦に言いましたん『あなたは、いずれ○○建築の社長夫人になる方ですよ』と・・・来賓には、取引先のお偉いさんもいらっしゃる新婦の気持ちもわかるが、今後の事も考えるとこの望みは控えた方が、あなたの為になると・・・何より、新郎の立場も考えなければと・・・母親の気分で、嫁ぐ花嫁に言い切りましたん!そうしたら・・・この新婦から出た言葉・・・『一生に一度なんだから 悔いなく好きなことしたらって、母も言ってくれたのに』 はぁ・・・この親にして、この娘か・・・ならば、これ以上は言うべきことではない二人に決断を任せるしかないだけんど、どうしても納得できない思いがあり・・・楽しければそれでいい・・・そんなんでええんやろか??所帯を持つという事は、よほどのことでない限り人の親になるという事であり・・・これから先を考えるとなぁ・・・吾にとっては大事なお客様だが、正直、興醒めしちまった・・・婚礼スタッフ等は、そこまで気にすることはないとな・・・そりゃ会場側としては、ドレス代が儲かるわけだからのうだが・・・吾は商業主義に乗っかりたくない出版業界なんかもそうだが、売れる本がいい本とは限らん贅をつくし好き放題をしたからって、いい披露宴とは断じて言えん!そんな披露宴、自己満足のなにものでもなく社会の一単位である家庭を築く二人が、これでええ筈ない!んがぁぁああああ!!!すんまへん・・・決して非難してるつもりではありませぬ一吼えしたかっただけですねん・・・ヾ(´ε`;)ゝ ふぅ今回は、職人の魂をしまいこみ、プロとして・・・新郎新婦が望む披露宴を、形にしてサシアゲルダケ・・・その披露宴がもうすぐだどういう決断をなされるにせよ吾は、ブライダルMCのプロとしていい披露宴だったと思って頂ける様に、勤めるのみ!この婚礼に関しては、職人志向の吾はお休みだなんとなく・・・プロと、職人の違いがわかったような気がした・・・で、あくまでも・・・吾はぁ・・・職人志向でいたいのが本音である記:2007.05.25 11:11:30 2006年の26日は『ろくがつの道化』公演日誌vol.5【初稽古】 音声ブログ【弥々*語りBar】では、語り日記公開中!とはず別館【Goo-net編】はとばす別館【gooブログ編】でぽっつら更新中! どんぞお気軽に、お立ち寄り下せーまし