|
カテゴリ:紀行
囲炉裏を囲みながら炭の火を眺めていると
気持ちが静かになってきますね じゅっ じゅっ とときおり落ちる岩魚の脂 6回 クルクルと回されながら 香ばしく焼き上がった岩魚はお客さん達の前へ さっきまで食べていた山菜や天麩羅が 次々と運ばれていきます やっと お土産のしし茸ご飯がパックに入れられました 一息ついたおばちゃんに 女性陣が 「元気してたぁ?」と声をかけると 「それがねぇ・・・・・・・・・・」と寂しげな笑み もともと17軒しかいないこの部落でも高齢化が進み 葬式が相次いだそうな (結婚式もあったそうだが) 若い頃 口うるさい婆さん達に いつまで元気でいるんだか とか うるさいなぁ とか思っていたが 今は年寄りになった人達が次々といなくなると ポッカリ大きな穴が開いたような・・・・・・ 自分も年寄りになってきて思うようにならず・・・・・・ おやじさんも今は元気だがこの先・・・・・・と 心配事が心の中を駆けめぐり弱気になっていたそうだ なんとなく 目が潤んでいるようにも見えた 秋の深まりとともに 釣り堀に来るお客さんが申し合わせたように 「元気だったか?」 「元気でいてくれて嬉しい。」 「食べるよりも、おやじさんやおばちゃんに 会いに来るのが楽しみなんだよ。」 と話しかけられて ようやく元気になってきたところなんだ と やっといつもの元気なおばちゃんになってきた そんなおばちゃんが 黙々と食べている夜宵を ちら見していたのか 「元気がないみたいだねぇ。」と 逆に心配してくれていたようだ 今度 紅葉の終わりの暇そうな時に ゆっくり話を聞きに行こうと思う 時計の針が12時を少し回ったところで 何度も振り返り手を振りながら 釣り堀を後にした さあ 後は帰るだけ 先月に下見しておいた甲子トンネルを通って帰ることになり まずは 118号線を湯野上温泉の方へ向かう 会津西街道の121号線までもう少しという橋の手前で なぜか車が詰まっている 渋滞?こんな所で?? 川向こうの梢の隙間に 東京方面の渋滞が見える 橋を渡って左折すると大内宿の入り口があるから 右折待ちの渋滞だろうと 橋を渡らず手前の道を左折し湯野上温泉駅手前の橋で121号線へ よしと思ったのもつかの間 両車線とも渋滞中 かろうじて東京方面は動いているが かわいそうに若松方面はほとんど動いていない 塔のへつりを過ぎると こちらの道は渋滞解消 隣はお尻がまだまだ見えない 甲子トンネルには289号線に入るのだが トンネルをくぐってきた車だろうか121号線に出られず渋滞中だ 旅番組で大内宿が紹介されていたが 開通間もない甲子トンネルを利用しての観光だろうか 塔のへつりや大内宿でお昼を取るのはプランミスだな 甲子トンネルから渋滞の一部になるであろう車を見ながら なんとなく優越感に浸りながら 快調に走る トンネルを抜け 白河ICの手前でガソリン給油 釣り堀から1時間ほどであった 14時前の東北道も 上り線は快調そのもの 下り車線では 白河ICを出る車・那須ICを出る車が 路肩に長~~~い渋滞列を作っていた 秋の旅は 早出の早帰りがいいと思うなぁ 途中 旅の精算をしたけれど 宿代(朝食無し)・昼食2回・交通費で1人17000円 その後 F号久美さん号に別れ 昨日の朝と逆にそれぞれを降ろしながら 夜宵が家に着いたのは17時前だった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|