カテゴリ:カテゴリ未分類
ヤスイノさんやokenzumoさんに影響されたのかもしれませんが、株式ブログというのはやはり企業の情報を調べて発信した方が訪問してくれている個人投資家のためになるという気がしてきました。時間のある週末は少し銘柄について情報をまとめてみようと思います(もちろん今までどうりの株式投資にまつわるボヤキというか感想も書きますが)。
しかし、残念ながら私が他の投資家よりも少しでも詳しく理解している銘柄というのはあまりありません。仮に私が不動産流動化銘柄や小売店やフージャーズに関して決算書を読んだとしても他の個人投資家がブログで書いている以上の内容は書けないと思います。 あんまり他の人が調べてなくて、私が比較的詳しい企業というと、ツムラやアインメディカルシステムズなどになってしまいます。こんなマイナーな銘柄に興味を持つ人は少ないとは思いますが、最近個人投資家で親会社のアインファーマシーを買っている方もいますし、一部のマニアに向けて書いてみます。 (アインメディカルの店舗と処方箋数) アインメディカルは現在首都圏を中心とした23店舗を有する調剤薬局です。今年上半期だけで5店舗開店しました。前年はたった1店舗(川口北店)しか開店できなかったので今年は順調な開店です。去年本当はもっと開店する予定だったのですが、調剤薬局の開店の難しさもあり(立地等)今年にずれこみました。今年上半期に開店した店舗は下記の5店舗です。病院名はその店舗のメインとなる病院名です。行田新店は行田店があるのに、その横に作りました。理由はまだ調べていません。 <今期開店した5店舗> 8月 湯河原店 湯河原厚生年金病院 7月 練馬店 順天堂練馬病院 6月 目黒店 不明 4月 行田新店 行田総合病院 4月 みなと店 横浜市立みなと赤十字病院 (下期に2店開店予定) 前期までに開店した店舗は下記の18店舗です。処方箋数はアインメディカルの旧ホームページから調べました。ホームページが1ヶ月ほど前に改良されたのですが、昔のホームページには店長による店舗の紹介と1日の処方箋数が掲載されていました。googleでキャッシュを探して店あたりの処方箋数を調べました。約○○枚と書いてあるのはHPでそう書いてあったためです。 <前期までに開店した店舗と一日の処方箋> 西新宿店 東京医大 約1000枚程度 川崎店 太田総合病院 350枚 行田店 行田総合病院 300枚 厚木店 県央胃腸病院 不明 小杉店 マリアンナ医科大学東横病院 150枚 枡形店 稲田登戸病院 150枚程度 伊勢崎店 伊勢崎市民病院 170枚程 平塚店 平塚市民病院 不明 坂戸店 坂戸中央病院 不明 本厚木店 厚木市立病院 約150枚 大宮店 さいたま赤十字病院 約200枚 浜松店 浜松労災病院 不明 上野店 永寿総合病院 不明 川口店 川口市立医療センター 170枚 狛江店 東京慈恵会医科大学附属第三病院 330枚程度 川口栄町店 川口工業総合病院 140枚程度 薬局鋼管通店 こうかんクリニック 不明 川口北店 埼玉協同病院 不明 1日約1000枚の西新宿店が飛び抜けて多いのが目につきます。川崎、行田、狛江が300枚ぐらいですか。ちなみに日本の保険薬局の1日あたりの処方箋受け取り数は平均約41枚(笠原清明 2002)なのでアインメディカルの店舗がどれも大きいことがわかると思います。 前期の場合アインメディカルの年間処方箋受け取り数は約97万枚です。西新宿店だけで年間1000×24(稼働日数)×12ヶ月=28.8万となります。3割近くの売り上げが西新宿店から上がるということになります。ヤスイノさんの薬剤師の数から計算した数字が正しいことがわかります。 アインメディカルの中間決算は9月20日来週火曜日です。問題はこれだけ出店したので売り上げは多少とも上がると思いますが、経費がどれだけ増えるかということだと思います。調剤薬局はその性格から1年目より2年目、2年目より3年目の方が売り上げが上がる傾向なので(回転すしと逆ですね)、まあ新店舗の初年度は期待しないほうが良いかも知れません。 安全のための監査システムの費用や教育費用は必要と思いますので、信頼性向上のための経費はしっかり使った方が良いと思います。あんまり無理な経費削減をして一過性に収益があがっても、事故が起きたら問題ですし。 なお当期は減損会計の予定はないと有価証券報告書に書いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|