株式投資をしていると、こんな額に汗もせず、お金を儲けて良いのだろうかという気持ちに襲われる時があります。本業での収入は自分を納得させやすいのですが、株で儲けたお金というのはあぶく銭という感じがしないでもない。
毎日株式ブログを読んだり、有価証券報告書を読んだりするよりも、本業に専念したほうが人間として正しい生き方ではないかという気もします。私が株式投資をするのは、金銭欲からで世間的にはあんまり人に誉められるような行為ではないと思います。私が株式投資をするのは、日本経済をなんとかしたいとか、投資先の企業を助けたいという高邁な気概からやっているわけではありません。
ただみんなが金銭欲もなくなり、株式投資をだれもやらなくなると、日本経済の中枢である株式市場が成り立たなくなります。資本主義の根幹である株式市場の成立には、個人投資家の金銭欲というか、俗欲がどうしても必要なんでしょうね。俗欲のおかげで株式市場はなりたっているわけです。
そういう意味で金銭欲と株式市場の関係は、性欲と人類の繁栄との関係にも似ているような気もします。性欲にかまけて性交するおかげで人類が繁栄してきたわけで、人類の繁栄祈りながら性交している人はあんまりいないんじゃないかと(いや俺は人類の繁栄を願いながら性交しているという人がもしかしたらいるかもしれませんが)。みんな性欲に枯れてしまって、世の中浮気も痴漢も全くしなくなるようだと人類の滅亡も近い気がします。
株式投資をやっていると「こういうことをやってて良いのだろうか」と無性に感じるときもありますが、まあ結果的には日本経済や日本企業に少しは貢献していることになるんでしょうか。
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