カテゴリ:投資について
長期投資のリターンについて少し考えてみました。
2003年初頭から2005年年末にかけての黄金の3年間は、株式市場が稀にみる右肩上がりだった(調べてみるとJASDAQは3年で約3倍上昇している)ので、現物のみの長期投資でも年率50%以上を超えるようなリターンが可能だったのかもしれません。 しかし株価というのは長期的にみるとやはり企業の成長率に応じた部分しか上昇しないと思います。株価=PER×EPSでいうとEPSの成長に伴った株価上昇は期待して良いと思うんですが、EPSの上昇に伴わないPERのかさ上げによる株価上昇はいつかはリバウンドが来ると思います。 1年前の自分の株式資産と現在の自分の株式資産を比較すると、2倍以上に増えているのだから、これは出来過ぎ以外の何者でもありません。やはり2005年のTOPIXが年率40%も上昇するような相場に乗ったおかげでPERが上昇したことが大きいと思います。1年間にEPSが倍以上増えた銘柄ばかりをホールドしていたわけではありません。 今後自分にできることは成長を続ける銘柄を適正なPERで買って、それをホールドすることだと思います。現在はEPSが年率20%以上上昇するような銘柄しか買ってないので、年間のリターンが20%以上というのが目標ですね。上昇相場やレバレッジがないと、年間リターン100%なんて長期投資ではまず不可能なんじゃないかと思います。毎年毎年EPSが倍増する成長株なんて滅多にないと思います。 ただ通常の長期投資ので年率20%増のパフォーマンスなら十分なのでは?これを5年、10年と続けていけば1億円にはいつかは到達すると期待しています。 今後やることといえば、保有株の成長が順調かどうか確認することと、もっと成長性があって割安な銘柄があれば乗り換えるぐらいでしょうか? あんまり面白みはないですが、長期投資ってこんなものかという気がします。現物だけの長期投資で、上げ相場でもないのに年に100%以上のリターンを目指すのは、ちょっと不可能ではないのでしょうか? ただ生活のための資産運用だったら年率20%のリターンで十分と思います。年率20%のリターンをコンスタントに10年続けられたら、立派な個人投資家に入ると思うし、財産も築けると思います。 スイングトレードなんかはその人の才能と努力次第で理論的に100%を超えるリターンは十分可能です。ただ長期投資の場合は理論的にリターンに限界があると思います。 長期投資の場合一番良いのは「副業」でやれるということですよね。株の長期投資以外に、仕事をやりながらでもできる良い副業が他にあるかというと私は思いつかないです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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