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前回のブログで、通常の相場なら現物の長期保有で年率100%といった高リターンを目指すのは理論的に難しいと書きました。短期で回転させたり、信用取引をしたりしないと、現物株の長期保有で年率50%以上のリターンを目指すのは難しいと思います。だってEPSが長期に渡って毎年のように50%以上増加するような銘柄ってそうないですから。
もちろん例外もあります。セブンイレブンやヤフー、外国ならマイクロソフトは長期に渡って毎年倍倍ゲームのようにEPSを拡大させました。こういうスーパー成長株を買えたら現物の長期投資でもハイリターンが得られると思います。 こういうスーパー成長株に共通するのは下記のような共通点があると思います。 1それまでなかった業種での成長企業である。 例)コンビニやポータルサイトという新たな業種の成長企業です 2先行した企業が圧倒的に有利である。 例)コンビニもポータルサイトも先行した企業が有利です。デジカメのような製品だと後発でも機能や価格で勝負できるんでしょうが 3新業種の市場がかなり大きい コンビニやポータルサイトの市場は大きいです。これが歯科治療のためのドリルの会社だと市場が小さいので成長の限界があります。 コンビニ、ポータルサイト、OSというのはこの3つの条件を満たしています。新たな業種で、先行した企業が有利であり、しかもマーケットがかなり大きいからこそ成長余力もあったのだと思います。 ここ2-3年の日本の株式市場でこのような条件に合う成長業種というと、不動産流動化銘柄が一番あてはまるのかなと個人的には思います。少なくとも上記3条件のうちの最初の2つは当てはまると思います。 問題は成長余力とも言うべき市場の大きさなんでしょうけどどうなんでしょうかね?米国と比べると日本のREIT市場なんかはまだ成長の余地がありそうだし。土地建物を所有するリスクを企業が嫌がり、税金をなるべく払わないで債券化するにはどうしてもREITを組んでいくしかないような気もします。ただこのへんの市場の余地は素人の私にはよくわかりません。 ダビンチやパシフィックも既に時価総額2000億円ぐらいの大企業です。これが時価総額1兆円ぐらいの企業になるほどまだ成長余地があるんでしょうか? でもコンビニやポータルサイトの会社も最初はキワモノだったのに、今では時価総額数兆円の企業です。将来のことなんかよくわかりません。 損害保険の会社や信託銀行でも時価総額1兆円ぐらいはあります。不動産流動化の会社でも時価総額1兆円の会社がでてきてもおかしくはないような気もするんですがどうでしょうか? 不動産流動化銘柄の将来をどう評価するか?今の日本の株式市場に生きる個人投資家にとってこのテーマは踏み絵になるような問題ですよね。個人によって意見が完全に分かれると思います。 こういうスーパー成長株は期待と不安の揺り返しの中で株価が動いていくので、「現物の長期保有」が一番楽と思います。こういう成長株こそ最低2-3年の長期保有で成長をみないといけないと思います。バリュー株なんかの方がむしろ短期で回転させるのに適していると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 22, 2006 11:43:32 PM
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