カテゴリ:株式投資
今日久しぶりに株式投資の本を読みました。「はっしゃん式長期株投資」、です。前から読もうとは思っていたのですが、私が良く行く本屋では売っているのを見たことがなくて、アマゾンで買いました。
読んだ感想は、「自分がこの1年間いろいろ考えたり、気が付いたことが、すでにこの本に書かれていたのね。」という感じです。私のこの1年間の試行錯誤はなんだったのか。最初からこの本読んでおけばもう少し私の投資家の成長も速かったのではという感じです。 月次情報を基本にして成長する小売業に投資することは、かなり確実性の高い有効な投資方法です。株式投資の投資手法としてはローリスクミドルリターンな投資と思います。もちろん基本はバリュー投資なんでしょうが、その延長上に月次のデータを加えるともっと手堅い投資方法になります。その月次情報投資方法を徹底的に解説している良書だと思います。 月次情報を公開している企業のリストや小売業の分類表も掲載されており、非常に役立つと思います。これが1200円なら安いと思います。四谷さんや角山さんの本でバリュー投資を理解したあとの、応用編のような本だと思います。 しかしはっしゃんさんは、多種多様な小売業の会社を分析しているんですね。それだけ労力を使った上で、トップカルチャーに集中投資するというのが凄いです。私なら調べると買いたくなるので、ダラダラと分散してしまうのですが。 この本は月次情報を利用した長期投資の本です。しかし世の中には月次情報のデータから四半期決算を予測することによって、スイングトレードで立派な成績を残している投資家もいます。はっしゃんさんの業績予想能力なら当然そういう短期投資をしても成功するんでしょうが、短期投資ははっしゃんさんはやらないようです。このへんは投資家の性格というかポリシーの違いなんでしょうね。 目標とするリターンが年率20%だったら、おそらく月次情報を利用した成長小売業への長期投資が一番確実だと私も思います。ただそうはわかっていても私のように不動産流動化銘柄等を買ってしまう投資家もいます。メンタルコントロールは確かに大切ですね。でもメンタルコントロールという洒落たものではなくて、ただ単に欲張りすぎなだけなんですが。 人はなぜハイリターンを期待しすぎて堅実な投資方法を選ばないのだろう?この辺は、本には書いてないので自分で考えるしかないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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