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タイトルの「ボケとツッコミ」なんですが、ボケという行為は人間としてかなり高度なコミュニケーションだと思います。ボケるには、自分が何かおかしなことをしたら、相手がこういうふううにツッこんでくれるだろうという想像力が必要ですし、そういうコミュニケーションを楽しむ感受性も必要です。私はボケとツッコミというような高度なコミュニケーションは小学生ぐらいからやるのかと思っていたのですが、自分の子供で観察していると3歳児ぐらいでも始めるようです。 例えばオムツを取り替えようとして、呼びつけると、最近はワザと頭をこちらにむけて腹ばいでゴロンとなります。オムツを替えるには、子供が股をこちら向け広げて、仰向けの姿勢にならないといけません。オムツをうつぶせでは換えられないと言うと「ニヤリ」と笑って、うつぶせになります。ただ依然として頭はこっちに向けたままです。そこで、お尻もこっちに向けろと言うと、嬉しそうに、やっとお尻をこっちに向けます。毎回これを繰り返しています。 3歳児が頑張ってボケてくれているので、親としてもボケで返す必要があるかなと、時々お尻と間違えたふりをして、頭にオムツをかぶせたりしています。そういう時はわが意を得たりという感じで、「オムツは頭じゃないよ、お尻じゃだよー」と文句を言います。これは親のボケに対して、ちゃんとツッこんでくれるということではないかと思います。 日本版デンバー式発達スクリーニングという子供の発達評価尺度みると個人と社会の発達の項目で「相互交渉ゲーム」といのがあり、これは2歳半ぐらいから4歳ぐらいでできるようになっている。ボケとツッコミが本当に「相互交渉ゲーム」にあてはまるかどうかはよくわかりませんが。 2歳ぐらいまでは子育ても、食事と排泄物の処理が中心です。コミュニケーションの面白さのようなものは3歳ぐらいになると少しは親のほうも楽しめます。 3歳ぐらいでも、ナンデダローのコンビの笑いは分るのですが、タモリの冗談にはまだまだ反応できません。 6歳ぐらいになると仲間由紀恵のトリックという番組でのユーモアなどにも反応してきます。ホンジャマカの石塚さんなんかのグルメ番組でのリアクションなどは喜んで見ます。
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