カテゴリ:雑談
最近某大手企業の人事の方と話す機会がありました。 その方は某大手電器メーカーのある地方工場の人事総務を担当しているのですが、ここ10年近く正社員を取っていないとのことでした。新規に採用する人は全て派遣だそうです。今ではその工場で働く人の半分以上が派遣社員だそうです。 開発や設計業務は本部でやっているから、工場では正社員の補充は必要ないのかもしれません。ただ正社員と派遣で給料や待遇に格差があるので、どうしても職場の雰囲気が悪くなる部分もあると言ってました。ただ正社員を増やさないのが本社の方針なのでそれに従ってやるしかないようです。 こういう話を聞くと、「世の中かなり厳しいなあ」と思います。その会社は誰もが知っているような大手企業です。そんな大手企業でも労働力の半分以上を派遣社員に切り替えないと企業間の競争に生き残れないのが現実なんでしょうか?東証一部の企業で派遣を使わない会社なんてあるんでしょうか?(スーパーのオオゼキはそういう意味では時代に逆らってますね)。 経営者はやはり企業収益を重視すると思います。「皆を平等に扱いたいので、私が在任中に派遣社員をできるだけ正社員に切り替えることが目標です」、などと発言する経営者はあんまりいないと思います。経営者というのは非情な部分もないと勤まらないのかなと少し思いました。
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