スマイル

先日　ケーブルテレビ会社の人がやって来た
「今まで使っていた　共同ケーブルを切って別のところから・・・」

切り替えの承諾書のような物を出して欲しい　ということらしい

若いお兄さんが
書類をたくさん抱えて　

その中から１枚取り出して・・
書類の入ってる袋を持ち替えて・・

う～んなかなか持ち替えられない
結局　足元に置く
時間がかかってるぞ？？大丈夫かい？？

見た目は　ちょっと綺麗なお兄さん　
背も高くて、スラリとカッコよくスーツを着こなし笑顔もかわいい　

でもこの袋の持ち替えも上手くできない頼りなさが
この後　なるほどと・・



『今日このあたりの方に説明して回ってるんですが』

紙芝居でも見せるように書類をこちらに向けて胸の辺りに持って
手で一文字ずつ指しながら　全て読んで聞かせてくれる
　　（こんな事をしていて　いったいこの人は、１日で何軒回るのだろう？）

丁寧に理解しているか確認しながら読み続ける
　　（かみまくりで読んでくれてる　自分で読んだ方が早そうだ　お兄さんの声より目は先の方に）

まだまだ　読んでいる
『げ　き　に書いてありますように』
　　（ん？ゲキ？　何？ゲキ？　慌てて書類を見る）

何事も無かったかのように読み続ける　また出た
『ゲキの表を見てください』
　　（下記）

　　（間違えてる事を教えてあげる方が優しいんだろうけど・・どう言ったらいいかな）

と　悩んでいる内に説明終了　かなりの時間を費やし帰っていった

　　（やっぱ　教えてあげるべきだったかな・・・・）




２分くらいしたら　ピンポ～ン
あら　またそのお兄さん
お隣さんと間違えてずーっと説明してくれてたらしい

『○○さんじゃないですね　ヘッヘッ』
「それはお隣です」

『どーもすみません　関係ない話を』
「えっ　じゃぁ我が家のケーブルはどうなんの？」

『勝手に電気屋さんが引いたんじゃないでしょうか　リストに無いんで』
「えっ　じゃぁこのままにしておいたらどうなるの？」
『工事の日に切れちゃいます　見えなくなりますね』
『切り替えの工事を個別にすると高くなりますから・・・』
『あっ　ここにケーブル加入のパンフレットが～～』
「えっ　だってＮＨＫの受信料もケーブルテレビ会社の団体割引で払ってるし・・」
『えっなんですかそれ？』
　　　（はぁ～　自分の会社のやってること知らないのぉ～）
説明すると　
『あぁ～』

かわいい笑みは絶やさない


『じゃ　このチャンネル見れますか？　これは？　このチャンネルは？』
「見れますよ」

『あはっ～　すみません　もうウチと契約してもらってるんですね』
『じゃぁ　今回の工事関係ないんです　お宅は共同ケーブルじゃなかったんですね　ヘヘッ』
「びっくりしたぁー　我が家はモグリかと思ったわ」

『ほんと　申し訳ございません』
お兄さん　満面の笑みで最敬礼




この人　今日　何軒回るのだろう？
そして　どこかで教えてもらえるのだろうか　下記　の読み方