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カテゴリ:映画見ました
ジョディー・フォスター主演の飛行機内を舞台にしたサスペンス映画、「フライトプラン」を見ました。オフィシャルサイトはこちら。
ジョディー・フォスター演じるカイルは、元飛行機のエンジン関係のエンジニア。ドイツで夫がアパートから転落して亡くなってしまい、彼の遺体を埋葬するために六歳の娘、ジュリアと共に故郷ニューヨーク便に乗り込んだ。雪の中、二人と夫の棺を乗せた飛行機は無事に離陸したが、しばらく眠った後、カイルはジュリアの姿がないことに気づく。そこからカイルの必死の捜索が始るが、クルーやほかの乗客は、ジュリアはカイルの妄想の産物だと言って信じてくれない。・・・ この映画の見所は演技じゃないでしょうか。ジョディー・フォスターは、「パニック・ルーム」に続いて娘を守ろうとするシングルマザーを熱演。余計なお世話かもしれませんが、整形で不自然な顔になる俳優さんが多い中、自然な皺があっていいな、と思いました。エアー・マーシャル役のピーター・サーガード、セラピスト役のグレタ・スカッキとともに抑えた演技ながら説得力がありました。 あとは好みの問題になると思いますが、雰囲気が暗いですね。暗い雪の夜、飛行機の中と、スタイリッシュではあるけれど暗―い寒々しい映像ばかり。飛行機に棺が運ばれてくるシーンなど、とにかくユーモアも何もなく暗い。ここがユーモアを忘れないヒッチコックとの一番の違いかもしれませんね。imdb.comによると、もともとこの脚本はショーン・ペンを念頭において書かれたとか。もしショーン・ペンが主役だったら、ますます暗かったかも。それから、プロットの整合性がないところが許せない、と感じる人もいると思います。 映画を見に行った時間と料金だけの価値は十分あったと思います。 とにかくサスペンスを見たい、と言う方にはいい映画かと思いますが、映画を見ていい気分になりたい、という人には向かないと思います。 これを見た方には、アルフレッド・ヒッチコックの「バルカン超特急」(Lady Vanishes)がオススメ。 密室から人が消えてしまうという設定、主人公が妄想を抱いているという疑いをかけられる点などがそっくり。それ以外にもいくつか共通点があり、最初はリメイクかと思ってしまいました。でも、公式ウェブサイトを見る限りでは特に触れていないので、オマージュということでしょうか?500円ぐらいで買えるDVDがありますので、ぜひ比べてみてください。よく本屋さん屋ディスカウントショップにありますよね。私は字幕の種類をを英語・日本語・なしから選択ができる、水野晴郎さん解説付きバージョンが好きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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