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パンダの日記~リウマチ・子育て・日々の記録

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2007.09.15
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カテゴリ:リウマチ治療

スマイル前回の市民公開講座の続きです・・・スマイル

最終回は「関節リウマチ」についてです。

 

3 関節リウマチの症状と治療 -特に最新の治療について

 (1)関節リウマチの早期診断

   他の病気との鑑別がむずかしく容易なことではないが、最近の検査では

   抗CCP抗体の測定など早期診断に有用な武器となるものもでてきた。

   他にもリウマトイド因子(他病でも陽性(+)になるので特異性が低い)

   MMP-3CRPが診断に使われる。

 

   早期関節破壊は、発症から2年以内に発見・治療できれば抑制できる。

   「機会(チャンス)の窓」を開けておくことが大事。

 

 (2)早期RAで予後不良を示す因子

   1)関節炎の数が多い

   2)早期骨破壊が出る

   3)早期運動機能の低下

   4)赤沈亢進、CRPが高値

   5)リウマトイド因子が高値

   6)抗CCP抗体陽性

   7)MMP-3が高値

   8)??・・・ごめんなさい雫聞き取れなかった涙ぽろり

   9)喫煙

 

 (3)薬剤療法による治療

   ・早期発見・治療で寛解・治癒を目指すことが目標

   ・薬によっては消化器官障害に差が出る 

   ・RAにおけるステロイド薬の適応 → 妊娠、膠原病患者などには絶対的適応

   ・抗リウマチ薬(DMARDs) → 効果が出るまで1ヶ月以上は見る必要がある

   

  【メトトレキサート(MTX)】

   4~8mg/週しか使えない

   副作用が多いが、他の薬に比べ生命予後を改善するというアメリカの研究データもある。

     えんぴつMTX効果不十分あるいは副作用が出た場合の治療法

       1)MTXと併用 - サルファサラジン、ブシラミン、シクロスポリン

       2)MTX + インフリキシマブ(レミケード)

       3)エタネルセプト(エンブレル)

       4)他剤への変更 - アラバ、など

 

  【アラバ】 ・・・ 間質性肺炎がないことが条件

  【タクロリムス(FK506)】 ・・・ 腎機能障害の副作用がある

 

 (4)生物学的製剤

    副作用として、結核(4000人のうち13例くらい)やアナフィラキシーを起こしやすい。 

  【レミケード】 ・・・ マウス型ねずみで中和抗体ができるのでMTXとの併用が必要

  【エンブレル】 ・・・ MTXとの併用で最も効果が高い 

 

  ひらめき来年中に新薬「アダリムマブ(D2E7)」と「アトリブマブ(MRA)」が出るようです。

  

 (5)生物学的製剤の問題点

   1)有効率が70%程度

   2)DMARDs(特にMTX)との併用の問題

   3)早期RAは適応症か

   4)寛解導入は可能か

   5)副作用対策

   6)高薬価

   7)投与法

 

 (6)講演に先立ち寄せられた質問と回答  

   Q1)寛解・治癒について

   A1)10~20%は自然に治るが、大部分の人は難しい。

      また薬をやめて何年経ったら「治癒」と言えるかむずかしい=データがない。

      目的・目標ではあるが、ハードルが高いのが現状。

 

   Q2)変形性関節症と言われたが、リウマチではないのか。

   A2)変形性関節症とリウマチは違うが、症状は似ている。

      リウマチは指の第一関節を侵すことは少ない。

      病院での診断が必要。

 

 (7)最後に 

   寝たきりの生活になるだけで寿命は減っていく。

   関節リウマチでは死なないという俗説はあるが、関節リウマチは早く死ぬと言われるのも事実。

   副作用を心配する余り、チャンス(機会)を逃すこともあるが、副作用のない薬は、

   ある意味効かない。

   患者自身も「闘病-ある程度の覚悟を持って病気と闘う」姿勢が必要である、

   手術でも同じ事が言える。

   ただ全ての人に同じ事が言えるわけではないので注意してほしい。

 

 

スマイル 以上で今回の報告は終わりですスマイル

   私自身使っている薬や理解していることが少ないため、皆さんには意味の分からない事を

   書いているかもしれません。

   私には少し難しい講演でした泣き笑い

   手持ちの資料がなく、スライドだったので、展開が早く一部不明な点を残したままです。

   お許しくださいね。

   書いたことが全て正しいわけではありませんので、不明な点、疑わしい点はまた主治

   医等に確認してみてください。

   しかし、今回も思い知ったのは、自分がいかに無知であるかということ。

   病気に立ち向かうには、医者任せではなく自分自身も勉強が必要ですね。

   そのまま自分に返ってくることですし。

   このようなリウマチに関する講演がもっともっとあればよいのにとも思います。

   一般的なことだけでなくもう一歩踏み込んだ講演も望まれます。

   それも先生がおっしゃった「機会の窓を開ける」ことの一つだと思います。

   新しいお薬も出てきて、リウマチは希望の持てる病気に変わってきていますし、

   現在リウマチである私たちにも新しい時代はやってきている、これからもやって

   くるとおもいます。

   日常生活においては時に悲観したり、悩んだり、苦しんだり、辛いことがある

   ことも事実ですが、希望の光を信じて一日一日を過ごしたいですね。

    皆さんにとって今日も良い日でありますようにきらきら

 

   追伸 : 今回の講演には、ブログで仲良くさせていただいている

            ほんのりナガイさん →  ほんのりさんのブログ  

         とご一緒しました音符

         ほんのりさんはリウマチの大先輩で、私よりもっと端的で的確

         なお話が聞けるはずです。

         アップしたら是非そちらへもお出掛けください。

         ほんのりさん、お願いします~スマイル

 

  

  

  

  

 

   

 

 

 

 

 

 

   

    

   

       

 

 






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Last updated  2007.09.16 15:33:11
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