テーマ:今日のこと★☆(106334)
カテゴリ:リウマチ治療
リウマチの講演会に行ってきました。 M市で行われた市民公開講座です。 「骨の健康と骨粗鬆症」 「私のリウマチ治療の変遷」 の2講演を聴講してきました。 今回もスライドと同じ内容の手持ちの資料をいただきました。 内容については表や写真、図式チャートによるものが多かったので、 私なりに聞いて興味・関心のあったことを書きます。
1 関節リウマチの生物学的製剤について
いただいた資料をそのまま写真を撮りました(^^; 表中一番下の製剤はアトリズマブではなくて、おそらくトシリズマブ の書き間違い??ではないかと思っていますが。 上の二つの製剤(エタネルセプトとインフリキシマブ)は既に日本でも使われているので ご存知の方も多いと思います。 今後期待されるお薬としては下の3つになるかと思いますが、 アダリムマブとトシリズマブ現在認可申請中で早ければ来年にも出て来るとのことです。 トシリズマブ(IL-6阻害製剤)は日本(大阪大学)で開発されたお薬で、リウマチに優れた 臨床的効果があると期待されているようです。 生物学的製剤を使った抗サイトカイン療法は、リウマチを治癒に導くものではないが、 早期の活動性の高い症例に使用すれば、病変の進行抑制とともに寛解導入が可能で あることが言われています。 もちろん副作用なども念頭におかなければなりませんが。
私自身もっと知りたかったので、ネットで検索してみたところを一応載せます。 こちらの検索内容すべてが関節リウマチのことというわけではありません。 日経メディカルオンライン(アダリムマブ) http://www.okusuri.org/chikeninfo/html/newmedicine/details/A0070.htm 日経メディカルオンライン(トシリズマブ) http://medical.radionikkei.jp/suzuken/final/050630html/index2.html http://www.okusuri.org/chikeninfo/html/newmedicine/details/A0036.htm
検索していたら思いがけずこんなページもヒットしました。
興味のある方はのぞいてみてくださいね。
2 その他私が興味を持ったこと ・テーラーメード医療とゲノム創薬、遺伝子治療 個々の体質を遺伝子から診断できる技術が開発されているそうです。 あらかじめ体質を調べておけば、患者ごとに最適な治療法を選ぶことができます。 残念ながらこの診断機器はまだ実現はされていないようですが、今後に期待したいです。
なぜ、関節リウマチになるのかという原因の解明もこうした治療や開発が進むことで 見えてきていると私自身は受け止めました。 このリウマチの講演をされた先生は75歳だそうです。 ご親戚でもリウマチになった方がいて、昔からその方のご苦労も見てきたそうです。 また、20年以上前に小児リウマチで生後6ヶ月の赤ちゃんを診たこともあるそうです。 短い期間で転院してしまい、その後のことが気になっていたようですが、 先日ある勉強会でその赤ちゃんが現在24歳、寝たきりになっているということを 知ったと話して下さいました。 先生もそれを聞かれた時は涙が出たそうです。 私も涙が出そうでした。 発病が今であれば、もっとできる治療・受けられる治療があったはず。 関節リウマチの長い歴史と薬剤の進歩、多くの医師や患者さんのご苦労を通じて今がある。 今私が受けられる治療にもっと感謝すべきだと感じました。 そして明るい未来を信じて今を生きたいなあと思いました。
14時からの講演、終わったのは17時30分。 外は雨まじりの雪が 予報通り初雪でした。 日に日に寒くなりますね。 皆さんもお体ご自愛くださいね
最後に今回お誘いいただいたFさんに心から感謝申し上げますm(_ _)m
慌ててアップしましたので、忘れたことはまた後日少しずつアップします(^^; 更新後、再編集した箇所があります。先に見た方ごめんなさい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.20 07:54:53
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