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所用を済ませたあと
あまりのよい天気に パンとジュースを買って 公園に行くことに。 市街が一望できるベンチに陣取うとすると 何やら音楽が聞こえてきて。 ベンチには笛を奏でるおじさんが一人。 仕方ないので近くの柵に腰掛けてお昼。 おじさんは縦笛の練習中らしく 色んな曲を吹いていて ちょっとしたミニコンサート。 音色に聞き覚えはあるも リコーダーではなく、 さてなんの楽器だろう と思索。 あっ、あれだ。 池袋東口でよく聞いたやつ。 南米人の方々がCD売りながら道端でやってた音楽。 あの笛の音色。 初めて聞いたときは 物珍しさに遠くから立ち尽くして聞いたっけ。 その時の最後の曲が コンドルが飛んでいく。 遺跡に興味があって よくテレビでそういう番組をみると流れていた音楽たち。 風をさらい どこまでも流れていくような 郷愁を誘う音。 どこまでも高い今日の空に その音はとてもぴったりで。 高い空を見上げて なぜか ちっとも高くもなければ 切り取られたような 狭い東京の空を 懐かしく思い出しました。 コンドルどころか 飛ぶのは鳩かカラスくらいのもので 風だってビル風で乱雑で 気を抜けばあらぬ方向に流されかねない 決して優しい街ではなかったけれど 十年近くも住んだところ。 私にとっては 第二の故郷なのかもしれません。 秋は少しセンチメンタル。 どこの誰とも解らぬおじさん 素敵な一時をありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.11.03 20:18:51
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