英国探訪記14
今日も観光ルポです。前日バースとコッツウォルズを散策した私たちは、この日(8月26日)はシェイクスピアの生まれた町として知られるストラットフォード・アポン・エイボンへと向かいました。途中立ち寄った、シェイクスピアの妻アン・ハザウェイが結婚前に家族と暮らしていた家です。2人が結婚したのは1582年、シェイクスピアが18歳でアンが26歳のときだったそうです。8歳上の姉さん女房ですね。ハザウェイ家はとても大きな農家で、家はチューダー朝建築を代表する建物だったと書かれていました。庭には、クリーム色の薔薇が綺麗に咲いておりました。アン・ハザウェイの家は町の郊外にありましたが、シェイクスピアが生まれたという家はストラットフォード・アポン・エイボンの街中にあります。かなり裕福な家の生まれだったようですね。ご覧のようにこの日は小雨が降っておりました。ロイヤル・シェイクスピア・シアターのそばにあるバンクロフト・ガーデンには、シェイクスピアの像が建っておりました。この像の周りには、シェイクスピア作品の登場人物の像も建ち並んでいます。上の像のモデルはすぐにわかりますね。ロダンの「考える人」・・・ではなく、悩めるデンマーク王子のハムレットさんです。ハムレットの独白は学生時代に覚えさせられましたから、今でも諳んじることができます。To be, or not to be, that is the question:Whether 'tis nobler in the mind to sufferThe slings and arrows of outrageous fortune,Or to take arms against a sea of troubles,And by opposing, end them. To die,to sleep--と、ここまででしょか、覚えているのは(笑)。日本人にとっては、平家物語の「祗園精舎の鐘の声」を暗唱するようなものでしょうか、たいていのイギリス人なら知っている台詞です。エイボン川のほとりで休む鴨さんたちです。明日からはまた不思議ツアーに戻る予定です。(続く)