フランス巨石めぐりの旅22(倒壊した巨大メンヒル)
翌12日も朝から雨でした。もちろんそんなことはお構いなしに、前日見られなかったロクマリアケールの巨大メンヒルを見に出かけます。ただし前日傘が壊れてしまったので、レインコートを途中の町で購入。本格的なハイキング用レインコートだったので、これなら雨が降ろうと槍が降ろうとも巨石探検に出かけられます(笑)。これがその巨大メンヒル(立石)です。フランス語でGrand Menhirと書きます。そうです。かつては立石だったのですが、今は倒れてしまっているんですね。紀元前4200年ごろに建てられたのですが、地震か何かで倒壊。その際4つの部分に分かれたとみられています。たまたま通りかかった観光客を入れて撮影してみましょう。大きさがよくわかりますね。建立当時は20メートルを越す立石で、総重量は推定で280トン。19個並んだメンヒルの一つだったようです。紀元前4000年ごろまでに他のメンヒルはドルメンや古墳など他の用途に再利用されたのではないかと案内板に書かれておりました。この巨大メンヒルのそばには、ほかにも興味深い巨石群がありました。(続く)