神々の山を訪ねて22(乗鞍岳)
飛騨山脈(北アルプス)南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる乗鞍岳。剣ヶ峰(標高3,026m)を筆頭に朝日岳、摩利支天岳、富士見岳など23の峰が連なっています。写真は高山市の位山から撮影した乗鞍連峰。右奥が馬の鞍に見えることからわかるように、馬の鞍が乗鞍の語源となっています。古くは愛宝山(あぼうやま)、平安時代から室町時代の古歌では「位山」とも呼ばれていたそうです。「竹内文書」では神々が宇宙からやってきた天孫降臨の地とされています。馬の鞍のイメージから火のエネルギーが感じられますが、ここまで来ると天や宇宙のエネルギーになるような感じがします。