四国取材記7(道後温泉本館)
これが道後温泉本館です。道後温泉の中心にある温泉共同浴場で、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』に出てきた銭湯「油屋」のモデルの一つとされています。風情がありますね。「油屋」は結構、おどろおどろしい感じがする銭湯でしたが、こちらはまったくそういうおどろおどろしさがありません。明るく突き抜けた感じのするお風呂屋さんです。宿泊先のホテルにも当然、大浴場があるのですが、みなさん観光の一環として、この共同浴場に入りに来ます。夏目漱石の『坊ちゃん』に出てくることでも有名で、別名・愛称は「坊っちゃん湯」だそうです。神の湯一階、神の湯二階、霊の湯二階、霊の湯三階個室と分かれていて、料金はそれぞれ410円、840円 、1,250円、1,550円。上の階に行くほど豪華になり、上の階ではお菓子やお茶が付きます。ホテルで無料券をくれたので、私は一階のお風呂を利用しました。そのお風呂の中にも、昨日紹介した円筒形の石の湯釜と同じ湯釜からお湯が出ておりました。湯釜の夢を二回も見るわけですね。次に来るときは、二階か三階のお風呂に入ってみようと思います。こちらは道後温泉本館へと続く、仲見世のような商店街の入り口です。商店街で買うお土産のお勧めは、一六本舗の一六タルトでしょうか。この入口付近にからくり時計の時計塔と、昨日紹介した湯釜があります。定時になると、からくり時計が動きだすので、時計塔の前は大勢の観光客でごった返しになっておりました。(続く)