葛城一言主の正体
大和に葛城山があるように伊豆にも葛城山があります。部族で集団移住した賀茂氏が同じ名前を付けたことは既にご説明した通りです。その伊豆の葛城山には2013年2月14日に訪れています。これがその時の写真。葛城山山頂から富士山の方角を望みます。雲で富士山は見えませんが、写真中央やや右下にあるやや尖った鷲頭山を結んだ延長線上に富士山があります。その手前に見えているのは愛鷹山ですね。次の写真は、上の写真中央左下に浮かぶ淡島をアップしたものです。どこから見ても、綺麗な円錐形の山に見えます。次は、葛城山の山頂付近の風景です。山頂には葛城神社もありますが、かなり新しい時代(1961年)に建てられた神社だそうです。多分ご祭神は葛城一言主。賀茂一族の祖神的神様ですね。スサノオの息子ということになっていますが、オオナムヂと宗像三女神のタギリヒメとの間に生まれたアヂスキタカヒコネ(タケツノミ、八咫烏)の別名ではないかと思っています。喪屋をばっさり切り捨てる性格は、吉凶を一言でばっさり表現する一言主に通じるものがあると思います。この写真を撮影した当時は、なぜ伊豆にも葛城山があるのかまったく見当もつきませんでした。伊豆の地名にその答えがありました。三島も同様です。三島市などは、本家大阪の三島よりも有名になっていますものね。気づかないわけです。