オアスペ、卑弥呼、江の島の神々
今年は「オアスペ」の解説本(『世紀の啓示書オアスペの謎を解く!』)と日本古史の本(『卑弥呼は二人いた』)を出したことによって、私はかなり肩の荷が下りました。オアスペの解説本がきっかけとなって、待望の完訳本が別の出版社から出ることになり、私も秋山氏と共に監修者の一人に加わったことは既にご紹介したとおりです。完訳本の第二巻が12月上旬に出版されますが、私もそこに推薦文を寄せています。来年二月に発売予定の第三巻でも、巻末資料用に「竹内文書とオアスペ」というテーマの原稿をまとめる予定です。その締め切りも12月末です。『卑弥呼が二人いた』は、「卑弥呼」がテーマというより、空白となっている日本古代創成史を埋めるために書かれた本です。これも以前から書いてほしいという要請があったり、書かなければいけないなと思っていたりした古代史解説本でした。今年1月に亡くなられた竹内睦泰氏が私にいろいろヒントをくれました。そのヒントから読み解く作業はかなり難航しましたが、一応決着をつけたつもりでいます。秋山氏も「完璧な本」と言ってくれましたので、私もホッとしている次第です。それはさておき、私が霊団みたいな存在から”要請”を受けているのは、これだけではありません。ウィリアム・バトラー・イエイツとステファン・マラルメ、それにジョン・オーブリーからも多分、本を書くように”催促”されております。1980年から一年間、イギリスのケント大学に留学しているときに、最初のころ"Six Characters in Search of an Author(作者を探す六人の登場人物)"という1921年に上演されたイタリアの劇作家ルイジ・ピランデルロの代表的な戯曲を課題として読まされました。不条理劇の先駆けとされる戯曲なのですが、今なら不条理というよりも結構リアルな話に響きます。非常に短い戯曲なので、不条理劇に興味をお持ちの方は是非お読みください。実はオカルトと文学、とくに不条理劇は切っても切れない関係にあります。芸術家や作家が気付いているように、現実的な理論が通用しない世界がそこにあるのです。上に挙げた三人についても、何かの機会に(もしかしたら秋山氏とともに)ご紹介できればなと思っている次第です。オアスペの解説本第二弾も出したいところですね。さて、江の島から撮影した写真の続きです。この山はおそらく神奈川県相模原市に近い高取山ですね。この山の後方に高尾山があります。丹沢山系の山並みが見えて、その左側に富士山が見えます。富士山の手間にあるのは、湘南平ですね。こちらは江の島の奥津宮。宗像三女神の長女タギリヒメをお祀りしております。八咫烏のお母さまですね。『オアスペの謎を解く!』で紹介した「三つ鱗」の紋章が手間に見ますね。こちらは伊豆七島の大島。漁船が行き交っています。江の島には猿田彦も祀られておりました。タギリヒメやタギツヒメの夫である大国主ことオオナムジとは、おそらくスメルを源流とする同郷人であったと思われます。