祝! 北海道・北東北縄文遺跡群ユネスコ文化遺産登録へ
ようやく北海道・北東北縄文遺跡群がユネスコの世界文化遺産に登録される見通しとなりました。そのほとんどを現地取材しておりますが、本当に素晴らしい遺跡ばかりです。北海道と北東北の縄文人たちが大きな文化圏を作っていたことがよくわかります。津軽海峡の挟んで、光通信すらやっていたのではないかと私は見ています。その話は2015年に出版した拙著『竹内文書と平安京の謎』(成甲書房刊)の第五章に一章丸ごと使って書いておりますので、ご興味のある方はお読みください。ご参考までに、私が作成した地図をご紹介しておきましょう。特筆すべきは、14の御所野遺跡と15の伊勢堂岱遺跡がほぼ完ぺきな緯線上にあり、なおかつ黒又山を頂点とする二等辺三角形を描いていることでしょうか。大湯ストーンサークルが夏至の日の入りラインを意識して石を配列しているように、非常に幾何学や天体測量にこだわって遺跡を巨大文化圏に配置した可能性が浮かび上がってきます。是非、ご自分でも地図で確認してみてください。