ザ・イヤー・オブ・1981(その188)
公演はおそらくマチネ(通常午後2時頃開演)だったと思います。オールド・ヴィック劇場のそばに駐車した後、ウェイク先生ご夫妻と近くのパブかどこかで簡単な昼食を取った記憶があります。サンドウィッチか何かでしょうか。 当時のオールド・ヴィック劇場の写真を見つけました。 駅が近いにもかかわらず、随分閑散としていますね。これなら駐車スペースがあるわけです。 その後、劇場に入り、中のバーでシェリーをいただきました。たぶんシェリーを飲んだのはそのときが初めてか、二回目。シェリー好きのイギリス人は多いとの話があったように思います。私もすぐに好きになりました。今でも時々、その時のことを思い出して、シェリーを頼むことがあります。 ほどなく公演が始まりました。劇団は南アフリカのケープタウン大学の「バクスター劇団」。ヨーロッパでは結構有名な劇団です。後で知ったのですが、ウェイク先生がケープタウン大学で修士号を取った関係から、この劇団の公演に招待してくれたようです。 面白いのは、ヴラディミールとエストラゴンが黒人の役者が演じ、ポゾとラッキーは白人(ポゾはハーフ?)が演じていたことです。ちょっとひねりが効きますね。ヴラディミールとエストラゴンは独特のアフリカ訛りでしたが、ケント大学ではマラウィから来た留学生と遊び仲間でしたから、聞き取りにそれほど苦労はしませんでした。 パンフレットからその上演風景の写真を紹介します。 ヴラディミールとエストラゴンを演じた役者は、見事にとぼけ役を演じておりました。 ラッキーとポゾも面白かったです。 楽しい時間を過ごしました。 上演が終わったのは、午後4時ごろでしょうか。 ウェイク先生が車でケント大学まで送ってくれました。午後6時には寮に戻ってきたでしょうから、寮の夕食時間にも間に合いました。 今でも非常に楽しい思い出として、記憶に残っています。 ウェイク先生、ありがとうございました。 Thank you so much for your hospitality, Dr. C. Wake. (続く)