新体制発足
フランス語とテニス(と映画)に明け暮れているうち、大学二年生の冬学期が終盤となり、いよいよ大学テニスのリーグ戦を迎えました。例によって3月は上旬まで期末試験に追われていますから、期末試験後の過密日程の中で5~6試合をこなさなければなりません。抽選会には前年は主務だった主将のOさんと一緒に出席、他校との日程調整のやり方や交渉の仕方を学びました。こうやって主要業務を次の学年へと引き継いでいくわけですね。 この年は何といっても、第一次リーグ戦のシード校ですから、何とかシードを守りたいところです。 しかし案の定、相手校はうちのナンバー1で関東学生本戦出場者の資格をもつ主将のOさんを外してきます。つまり、自校のナンバー1を当てずに比較的弱い選手を当ててきます。すると、そのしわ寄せは他の選手のところに行くわけです。当然、ICUのOさん以外の選手は自分よりもランキングの高い選手と当たる確率が高くなるわけですね。 ただし唯一、確か大東文化大学だったと思うのですが、ナンバー1に固定されていた主将のOさんに多分一番強い選手を当ててきました。そしてなんとOさんが負けてしまったんですね。たぶんそれがOさんのシングルスでの唯一の敗戦だったと思います。私自身は勝ったり負けたりだったと思います。私の記憶ではその大東文化大学が我々のブロックの優勝校で、我々は2勝3敗とか3勝3敗で6校中3位とか4位くらいであったと思います。 前年度ほどの成績は残せませんでしたが、ごっそりレギュラー陣が抜けたことを思えば、致し方なかったかなと思われます。 こうしてリーグ戦も終わった1979年春。ICUテニス部の新体制が発足しました。 主将には私が選ばれました。 (続く)ところで、次の本の企画が正式に通りました。私は8月下旬までに仕上げればいいようです。タイトルや内容を含めて、正式に決まりましたら、ご報告いたします。