スコットランドの旅70(グレトナ・グリーン)
5月27日。 久しぶりの晴れです。この日は、ダンディーからスコットランドの南へと車を走らせました。立ち寄ったのは、こちら。グレトナ・グリーン。イングランドとの国境に近い観光施設です。グレトナ不動産を持つ地元の一族が何世代にもわたって引き継いできたファミリービジネスの歴史が書かれています。今では一大観光名所に。元々グレトナ・グリーンが有名になったのは、1753年、ハードウィック卿の婚姻法がイングランドで可決して以来、イングランドでは両親の承諾を得た21歳以上の男女のみに結婚が制限されるようになったことが背景にあります。この法律はスコットランドには適用されず、しかもスコットランドでは非正規結婚が認められていたこと(二人証人がいれば誰でも結婚できた)から、わずらわしさを避けるため、多くの駆け落ちカップルがイングランドを逃れてスコットランドに入ってきた最初の町であるグレトナ・グリーンの鍛冶屋で結婚式を挙げるようになったわけです。で、その後、スコットランドでも非正規結婚は認められなくなったので、グレトナ・グリーンは今では駆け落ち鍛冶屋があった場所として、観光地もしくは実際の結婚式場に変身したわけですね。近くにはモールもあります。(続く)