空白だらけの日記帳
実は1996~97年にハーバード大学院に在籍していたときの日程表兼日記帳の中身は空白だらけです。上の写真の右側がその日記帳です。ハーバードのロゴがついています。結局、勉強に追われていて、あまり日記をつけている暇はなかったんでしょうね。それでもところどころに、記載があるので、それをわずかな手掛かりとして当時を振り返ってみましょう。私がハーバード大学にあるボストンに着いたのは、多分1996年の6月末か7月の初めです。久しぶりに学生になるので「頭のリハビリ」を兼ねた夏期講習が7月にあったので、それに間に合うようにボストン入りしたはずです。ボストンにあるソルジャース・フィールド・パークの学生寮に入っています。最初に〇で囲ってある日にちは、1996年の7月4日。アメリカの独立記念日です。すでに夏期講習は始まっていて、ボストン市内で行われるボストンポップスの無料野外コンサートはぜひ見に行くといいといわれて、出かけたことを覚えています。ところが、電車も道も大混雑。会場にはとうとう行けずに、手前の橋の上から、コンサートの演奏に合わせて花火が打ち上げられるのを見ておりました。7月5日の欄には、学生による教授の評価表についての記載があります。すべての授業科目はそれを履修した学生がグレードをつけるわけですね。評価は確か5が最高で、たとえば平均値が4・5以上の科目は、学生たちが高く評価していることがわかるわけです。学生は皆、その評価を基にして、どの教科をとればいいか判断します。その後、ずーっと記載がなくて、7月20日に「The Three Tenors」とだけ書かれています。その日は土曜日でしたから、おそらくニューヨークまで行って、ニューヨークメッツの野球場で開かれたホセ・カレーラス, プラシド・ドミンゴ, ルチアーノ・パヴァロッティのコンサートを聴きに行った日だったと思われます。当時から彼らは大人気でした。7月27日の土曜日には「Cape Cod」とだけ書かれています。本当に土曜日ごとにどこかにでかけていたことが日記帳からわかります。(続く)