空白だらけの日記帳7(グループ分け)
昨日紹介した日記帳の右ページの説明をしましょう。左上の枠外に記されている「Kalb」というのは、メディア論の教授であるMarvin Kalbのことで、オフィスの空き時間(部屋を訪れたときに相談に乗ってくれる時間)が月曜の午後7時から9時までだと書かれているのだと思われます。教授の部屋は「T275」。一度も訪問しませんでしたが、会って話をするのも面白かったかもしれませんね。ただし、五教科取っていると、その余裕を持てませんでした。9月19日の右側に「パスポート」とあるのは、パスポートの更新をボストンの領事館で済ませたのだと思われます。「電球」は寮の部屋の電球を取り換えたのでしょうか。そして、9月20日の欄に名前と数字が書かれているのは、メディア論のコースを受講する学生をグループ分けした際に私が入ったグループの他のメンバーの名前と電話番号です。赤字で囲まれたマイケル(Michael Whitlock)がグループリーダーに選ばれました。彼はジョージメイソン大学を卒業したばかりの大学院1年生で、夏の間はCIAの中東南アジア分析局に特別研究員(Graduate Fellow)として在籍していました。CNNでインターンをしていたこともあったそうです。なかなか聡明で、人当たりのいい感じの若者でした。その後どうなったのかな、と思って調べてみたら、ハーバード大学院を卒業した後、ヴァージニア大学の法学院を卒業、弁護士になったようです。2018年からは住友電工アメリカの最高法律責任者の補佐(Assistant General Couessel)をしているようです。公共政策や行政学だけで食っていくのは大変ですから、法律家になって良かったのではないでしょうか。彼の場合、実際に政府と企業の間に生じる問題(たとえば反トラスト)の専門家とかかれていますから、見事に大学院で学んだことを結び付けて仕事をしているように思います。 Michael Whitlock Assistant General Counsel. Former federal prosecutor and law firm partner. Expert in antitrust, government/internal investigations, and corporate compliance.Michael Whitlock - Assistant General Counsel - Sumitomo Electric U.S.A. Holdings, Inc. | LinkedIn一番、上に書かれているRafy(ラフィー)も楽しい人でした。(続く)