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テーマ:不思議な世界(701)
カテゴリ:不思議な世界
知られざる人類の歴史1
清田益章は、精神(サイキ)の海へ、みなで入ろうと言う。怖がる必要はないんだ、と。 その意味を清田がどれだけ明確に意識しているかどうかは知らないが、この言葉には深淵な意味があるようだ。実は今の人類が「サイキの海」に恐れをなすには、それなりの理由があるのではないだろうか。それは地球人の歴史とも深く関係しているのではないかと、私には思われる。 つまり、人類は潜在的に、超能力に対する何らかの拒絶反応をもっているような節がある。おそらくそれは、人類がもつ怒りとか恐怖の感情と密接に結びついているのではないだろうか。否定的な感情が超能力と結びついたときの遠い過去の記憶が亡霊のようによみがえるのかもしれない。 秋山眞人によると、地球人が潜在意識下においてもつ恐怖は3つあるという。一つは遺伝子レベルで引き継いできたともいえる恐竜への恐れ。これは恐竜に襲われた小哺乳動物として記憶が残っているからだという。次に、日食や彗星といった自然現象の異変に対する恐怖。最後に、これが一番「サイキの海」への恐れにつながっていると思うのだが、アトランティス文明の滅亡とも関連した大地震への恐怖であるという。 では、なぜアトランティスの滅亡と超能力が関連するのか。秋山はこう語る。大地震などを誘発したことによりアトランティスが滅亡した背景には、アトランティスが核兵器や超能力を使った戦争(内戦)をするなど科学や人間の能力を悪用したからだ、と。 「核自体に人間の念的なエネルギーを込めることができて、全く別な強力な殺人兵器に変えたりしました。催眠戦も行われて、人間に一定の催眠をかけることによって体を変革させ、動物みたいに退化させて、それを奴隷みたいに使ったりしています」 「ですから一定の生命の進化の道からかなりはずれたものがあったようです。形としては戦争という形で滅びましたけれども、実質的にはそんな戦争が起きること自体が自然の法則にかなったことかもしれません。そんな生活をしていながら、だれもそれに疑問をはさまなかったこと自体が、滅びる兆しであったのでしょう」 「結局アトランティスが自然界のバランスを崩して地軸ジャンピングが起きるわけです。それによってムーもめちゃくちゃになったんです。結局地軸ジャンピングの引き金をアトランティスが引いたわけです」 秋山が言うことが本当なら、人類が現在超能力を恐れる理由には、超能力の悪用で滅んだというアトランティスのトラウマがあるように思われる。そのトラウマがあまりにも大きかったので人類は半ば、潜在的に超能力を封印してしまったのではないだろうか。 果たして現代の地球人はこのトラウマを乗り越えることができるのだろうか。今ひとたび超能力を手に入れた場合、アトランティスの二の舞になることはないのか。それは赤ん坊に拳銃を渡すようなものなのか。 もちろん、人類はすでにトラウマを乗り越え、人間の潜在力を魂の進化のために使うだけ賢く進化したかもしれない。そのときは、清田の言う「サイキの海」が目の前に無限の可能性を秘めて広がっていくことになるだろう。 (続く)=文中敬称略 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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