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テーマ:不思議な世界(697)
カテゴリ:不思議な世界
知られざる人類の歴史4
哺乳類世界である地球に対し、爬虫類から進化したグレイ・タイプが干渉しようとしていることを目の当たりにしたヒューマノイド・タイプの宇宙人は考えた。地球は哺乳類が知性を発達させるための転換期にさしかかっている、このままグレイ・タイプが干渉を続ければ、人類は滅びてしまうか、グレイ・タイプに隷属して支配されるようになるだろう、それは地球にとって不幸ではないか、と。 ただし、ヒューマノイド・タイプの宇宙人は、グレイ・タイプがやろうとしているような地球人の進化に直接干渉することは避けた。宇宙の法則に反することになると考えたからだ。そこでヒューマノイド・タイプの宇宙人は、グレイ・タイプの直接干渉に対抗するため、思念力で対抗することを決めたという。 つまり、一方的に知恵を与えて干渉するのではなく、一定の成長段階でいろいろなヒントを与え、自力で問題を解決させれば、地球人の進化の自由を侵害していることにはならないのではないかと考えたのだ。具体的には、ヒューマノイド・タイプの宇宙人の一部が、地球人に生まれ変わり、彼らの知識を伝達しようとした。 ところが当時の地球には、まだ類人猿しかいなかったので、宇宙人も類人猿として生まれてくるしかなかった。類人猿に生まれ変わった宇宙人は、他の類人猿に対して徹底的に手の機能を開発させるように導いた。手の発達によって類人猿は脳を発達させ、ネアンデルタール人やクロマニヨン人といった猿人が誕生した。 「実際のところは、類人猿から猿人に進む過程で、一部のステップを飛ばしてしまったこともあったのです」と秋山は言う。グレイにそそのかされて、おそらく遺伝子操作によって、カモシカのような足を持ったケンタウロスのような人間を生み出してしまったこともあったという。急激な進化は、事実上失敗に終わった。 こうした試行錯誤を経て、人類の進化プログラムは次の段階へと移っていった。秋山によると、この段階で地球は一時、宇宙の流刑地のようになってしまったという。ヒューマノイド・タイプで、宇宙の秩序を破った宇宙人が地球に送り込まれ、ある程度力を奪われて、地球人として転生してきたのだ。時代は違うかもしれないが、『竹取物語』のかぐや姫の話を思い出してほしい。 このようにして、宇宙人が転生することにより、地球上の人類は進化していった。ただ、進化が急激すぎたり、宇宙の刑務所扱いされたりするなど、最初から祝福されていたとはいえないようだ。それでも人類はやがて、超能力も自由に使える科学文明をつくり上げる。それらがムーやアトランティスの文明だ。だが、元々宇宙の秩序を乱した結果、転生してきた人間が多かったせいか、人類は超能力と科学を悪用して、地球文明の崩壊と大災害を招いてしまったのだという。 (続く)=文中敬称略 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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