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テーマ:不思議な世界(701)
カテゴリ:不思議な世界
予知の不思議3
「うわさをすれば影」のメカニズムは、おそらく次のようなものだろう。人間の周りにはオーラと呼ばれるエネルギー、もしくは気や生命エネルギー圏のようなものが幾重にも取り巻いている。身体に近いところにあるオーラは強く、はっきりとしているが、身体から離れるにつれて、弱くかすかになる。 ところが、感度を高めると、遠くにいてもその人の発するオーラが感知できる。とくに無意識の領域では、かすかなオーラでも察知することが可能になる。このため、皆で会話しているときに、ふとその人のことを思う場合は、当人のオーラが近づいて来るのを無意識のうちに察知して、話題が当人の話に及ぶのではないだろうか。 たとえば私の知人は、エスカレーターを上ってくる友達の顔が、その人が物理的に見える前に浮かんだことがあったという。別にそのとき、その知人は友達と待ち合わせしていたわけではなかった。フッと友達の顔が頭に浮かんで、その何秒か後に実際にその友達が現われたので、ひどく驚いたと話していた。 猫や犬といったペットにも、こうした能力があるとみられている。家の中で飼われている猫や犬は、飼い主が家のそばまで来ると、鳴いたりそわそわしたりすることはよく知られている。これも猫や犬が飼い主のオーラが近づいてくるのを察知しているのではないかと考えられる。 私はこの現象が時間を越えて起こるのではないか、と考えている。つまり、ある事件・事故なり出来事が未来のある時点で起きたと仮定しよう。すると、その事件・事故なり出来事が発するエネルギー、もしくはオーラのようなものが過去と未来に向けて発せられる。しかも、その出来事が発生する時間に近いほど、その“オーラ”は強くなる。逆に、時間が未来や過去に向けて遠のくほど、その“オーラ”は弱くなる。 アメリカ陸軍のマックゴウワン大尉が子供たちと観劇に行くのを止めたのも、火事という出来事が発するオーラのようなものを事前に察知してしまった。だから、マックゴウワンに聞こえる「声」も火事が起きる時間が近づくにつれ、より強く聞こえるようになったのではないだろうか。 人間には胸騒ぎという感覚がある。これこそ、まさに未来に起きる事件や事故の“オーラ”を感じ取る能力の表れではないか、と思える。発想を変えれば、この“オーラ”を変えてしまえば、将来起こりうる悲惨な事件や事故を防ぐことができるのではないか、とも思えてくる。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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