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テーマ:不思議な世界(701)
カテゴリ:不思議な世界
超能力者列伝(堤祐司4)
堤はディレクターから新しい東京500キロ圏の地図をもう一度もらって、改めてマップ・ダウジングをした。すると今度は、22本の線のうち15本がある一点で交差していた。 新潟県南部の越後湯沢である。「実は最初のダウジングでも、4本の直線はここに集まっていたのです」と堤は言う。「そう考えると、自分の未熟さが恥ずかしくなる」 堤はさらに詳しく調べるため、新潟の地図を受け取って再びダウジングをすると、やはり20本中14本の線が越後湯沢で交差した。ペーの居所を確信した堤は「新潟県の越後湯沢ですね」と告げると、ディレクターは身を乗り出し「じゃ、すぐに行ってみましょう」と言って、立ち上がった。 テレビ局のスタッフと越後湯沢に降り立った堤は、まず駅の改札口で、東西どちらにペーがいるのか、振り子を振った。答えは西だった。「西の方の温泉にいます」と堤は告げた。 それを聞いたスタッフは、その温泉街の観光地図を持ってきた。不正確な地図ではあったが、堤はその観光地図を4つに区切り、それぞれの区域で「この地域にペーさんはいますか?」とダウジングを繰り返した。すると、駅から一番離れた地域で反応があった。 堤とスタッフはその地域まで歩いていき、現場で再びダウジングをした。その地域のホテルの前に立ち、「ここにペーさんはいますか」と、一軒一軒調べる。すると、温泉街のいちばん奥に並んだ3軒並んだホテルの前で反応があった。「あの3軒のなかにいると思います」と堤は言った。 実は同行したスタッフも、どのホテルにペーがいるのか知らされていなかったという。スタッフの一人が「で、このうちのどれですか?」と聞く。堤は慎重に何回か、3軒のホテルの前でダウジングを行った結果、一番左側のホテルを示した。 「行ってみましょう」と、堤はスタッフを促して、そのホテルに入った。フロントでペーが泊まっているかたずねたところ、「はい、お泊りです」という。その瞬間、スタッフの間からも思わず歓声が上がったという。 堤はなんと、東京から200キロ離れた場所に隠れていた人間を探し出すことに成功したわけだ。人間の潜在能力は、このような難題を解くことすら可能にしてしまう。堤は言う。「思い込みなどによって発生するノイズの処理さえ誤らなければ、かなりの確率でダウジングは成功するのです」 (文中敬称略) ちなみに堤さんって、こんな人です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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