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テーマ:歴史なんでも(780)
カテゴリ:歴史箱
ニニギの天孫降臨、すなわち日向国王就任式の前後に、記紀神話では実に不可思議で奇妙な人物が現れます。
それがサルタヒコです。 『古事記』には天孫降臨の道の辻(道が分岐する所)に立ちはだかり、高天原(日向国)と葦原中国(出雲国)を照らす神であったと書かれていますから、まさに日向国の将来を左右する重要な人物であったことがわかります。つまり、日向国と出雲国のどちらが優位に立てるかを決めるキャスティング・ボートを握る人物です。日向国の若き王ニニギの運命の岐路を決める神がサルタヒコであったわけです。『日本書記』ではチマタノカミ(岐の神)と呼ばれています。 この人物が実に謎めかしい。記紀を読むと、ものすごい実力を持ち、オオナムヂとも知り合いとみられ、伊勢地方とゆかりのある人物であることがわかります。 と、ここで時間が来たので、続きは夜にでも書くことにいたしましょう。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.03.14 10:37:42
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