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テーマ:歴史なんでも(784)
カテゴリ:歴史散歩
今日ご紹介するのは蒲(ガマ)の穂。
このソーセージのような形の穂が蒲の穂です。 因幡の白兔の物語でも蒲の穂が出てきます。ワニをだました兔が仕返しされて傷を負ったときに、八十神に騙され苦しんでいる兔を大国主が助けてあげる話ですね。蒲の穂綿(花粉)を傷口に塗るように教えたら、傷が治ったということです。 薬草の知識を持っていた大国主。 白兎同様に海を渡ってきた異国人である可能性が強いですね。 宗像三女神の長女タギリヒメと末子タギツヒメと政略結婚し、タギリヒメとの間にアヂスキタカヒコネとタカヒメを、タギツヒメとの間にミナカタ、コトシロヌシ、タカテルヒメを儲けています。 ミナカタと宗像は同じ名前である可能性が強いことがわかりますね。 実は(タケ)ミナカタ、事代主、タカテルヒメの出自は隠されていますが、先日紹介したように、母親はスセリビメです。 どうしてそういう結論に至ったかと言うと、第73世武内宿禰こと故竹内睦泰氏がカムヤタテヒメがスセリビメであるという口伝(帝皇日嗣)を教えてくれたからですね。 先代旧事本紀や海部氏の系図と併せて系図を読み解くと、カムヤタテヒメ=高津姫=タギツヒメが同一人物であることがわかるのです。 タケミナカタの母親はヌナカワヒメと伝わっていますが、ミナカタ=宗像と考えれば、このヌナカワヒメも宗像三女神の末子タギツヒメであることが浮かび上がってきます。 そのタギツヒメことスセリビメと大国主の間に生まれた高照姫(タカテルヒメ)は、おそらく異母兄アヂスキタカヒコネと結婚して、タギツヒコが生まれます。それはタギツという名前からわかります。 タギツは、タギツヒメつまりスセリビメの直系ということになりますからね。 このようにして、故竹内氏が残した「帝皇日嗣」を使って、古代史をひも解いていくことができるわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.23 14:51:49
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