怒涛のオカルト人生(実験の副産物)
テレパシー実験の最中に浮かび上がる動画のイメージはかなり、具体的でリアルです。たとえば、風が吹き渡る草原の動画のイメージが現れたりするようになりました。草原の色も、風になびく草も、風の音も実際に体感している気持ちになるくらいリアルなのです。10月1日には、塔を下から見上げる情景が浮かんだり、こっちに向かってくる帆船が見えたりしています。一か月以上毎日実験を続けたことによって、何かが変わった感じがしました。その日の実験では、ちょうどfurafuranさんが白い塔とヨットのイメージを送っていたそうですから、当たりと言えば当たりなのですが、おそらく白い塔もヨットも、私が見たモノとは違うイメージだったと何となくわかります。ヨットも帆船ですが、私が見た帆船はもっと大きな大航海用の船。つまり、あくまでもfurafuranさんが送ったイメージを私の中で翻訳する過程で、何かを思い出して見ているという感じになってきたんですね。その前触れ的な現象は、実はその12日前の9月19日に始まっていました。私は受信者だったのですが、実験の最中か後に、今まで見たこともない人の映像を見ています。そのことは送信者のfurafuranさんには一切知らせず、実験メモの後に線を引いて、次のように書いています。「ドイツのインスブルック。furafuranさんは男性だった。髪を長くして、後ろで結んでいる。ギリシャ、白壁に猫、坂」多分ふと映像が浮かんだので、とっさにメモをしたのだと思われます。後で読むと、おかしな点があります。たとえば、インスブルックはオーストリア・チロル州の州都であり、ドイツではありません。ただし、バイエルン王国やドイツに占領された歴史はありますから、その占領時代のことを言っている可能性はあります。「男性だった」とはfurafuranさんの前世のことを言っているのだと思われます。ギリシャは別の前世の話ですね。つまり、テレパシー実験の副産物として、あるいは当然の帰結として、段々と二人に関係する前世の映像が動画で出て来るようになったわけです。(続く)