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カテゴリ:近ごろのファンタジー
娘が面白いと言って学校図書館から借りてきた本。
主人公の少年ミーズルが、悪い魔法使いによって小さくされてしまい、鉄道模型のジオラマに閉じこめられるお話。 悪い魔法使いがほんとうの両親を少年から奪って保護者になりすましていることや、気に入らない人々をジオラマの中の人形にしてしまうことなど、古典的な魔法使いモノの王道をふまえつつ、電動のミニチュア模型セットという、子どもにとってとってもわくわくする世界を舞台にもってきたところが魅力的。 「ミクロの仲間たち」という邦題がちょっと大げさ(ミクロというと目に見えないほど小さい感じがしますが、実際は、鉄道模型のプラスチック人形つまり2センチの背丈になる)ですが、小さくて一見無力な仲間たちが、それぞれの特技をいかして協力しあい、脱出に成功するばかりか、魔法使いを葬り去ることに成功します。これも王道で、ハラハラしながらも、最後はだいじょうぶ、うまく行くはずだと、信じて読み進むことができます。 後書きを読むと映画化の話があったようですが、残念ながらまだ?実現に至っていないようです。また、物語はシリーズ化していて、2巻までは邦訳がでていますが、そのあとはまだ?翻訳がありません。 最近はこの手のファンタジーは数限りなく書かれ、出版されているので、よほどでないと長い年月は生き残れないようです。この作品もまとまりもよく面白いできなので、翻訳や映画化が立ち消えになっているのだとしたら、ちょっと残念。 しかし、花マルおすすめ、とまでは言えないかも。筋書きがどこかハリー・ポッターに似ているし・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 3, 2013 11:58:52 PM
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